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楽天ブラックカードとは?

楽天ブラックカードとは、国内最大級のインターネットショッピングモール「楽天市場」で有名な楽天株式会社が発行しているクレジットカードです。デザインは、ブラックカードの名にふさわしいほど真っ黒で高級感が漂っています。抑えておきたいポイントは、「楽天ブラックカードは、ブラックカードであってブラックカードではない」という点です。カードの右上に、小さく「Platinum」と表記してあります。これは、楽天ブラックカードのステータスはプラチナカードと同じであるという意味合いですので、本当のブラックカードではないということになります。

このブラックカードは、激レアなクレジットカードとしても知られています。欲しいからと、楽天に「ブラックカードを発行してください」と言っても発行してもらえません。なぜなら、インビテーション制(招待制)のクレジットカードだからです。発行してもらうには、楽天カードや楽天プレミアムカードをメインカードにし、なるべく高額な取引をすることにより、楽天側より招待されます。道のりは長いですが、インビテーションが届けば、申し込みをしたらブラックカードを発行することができます。

楽天ブラックカードの年会費は、他社のブラックカードに比べてお得です。楽天の場合、年会費は3万円(税抜)です。他社になると数十万円は超えてきますので、お得と言っても過言ではないでしょう。また、ポイント還元率も1%と高めです。基本的に楽天カードと同じポイント還元率で、100円につき1ポイントが付与され、1ポイント=1円にて楽天市場などで利用することができます。また、楽天市場でのお買い物の場合、スーパーポイントアッププログラム(SPU)により、ポイント還元率が最大で6%にアップします。さらに、楽天市場が指定するサービスを利用している場合は、追加でポイント還元が行われます。他社カードにはない特典なので、お得なのではないでしょうか。

しかし、国際ブランドは限られています。2017年現在、楽天ブラックカードは、MasterCardとJCBの2つのブランドしか発行できません。通常の楽天カードは、VISAもありますが、ブラックカードになるとVISAはなくなってしまいますので、注意が必要です。最後に利用限度額ですが、噂によると300万円から1,000万円と言われています。しかし、詳しい内容は非公開ですので、確実にこの金額であるとは言えません。

PriceMinister - Rakuten Campus 2013

楽天ブラックカードの特典

楽天ブラックカードは、基本的にポイント還元率は1%です。100円につき1ポイント付与され、貯まったポイントは楽天市場などで利用することができます。2016年1月以降、楽天市場ではSPUというプログラムは始めており、最大6%のポイント還元が行われています。通常のポイント還元率に加え、次の条件を満たせば、それぞれの条件に応じたポイント率が加算されます。その条件とは、楽天市場のアプリから買い物をすること(+1倍)、楽天カードで支払うこと(+3倍)、楽天ブラックカード保有者(+1倍)となっており、全て満たせば6倍(6%)となります。なお、楽天モバイルなどを利用していれば、更にポイントがアップする仕組みになっています。

楽天市場以外でのポイント還元率はどうなのでしょうか。こちらは、楽天カードを利用した時とあまり変わりません。100円で1ポイントが付与されるだけです。貯まったポイントは、楽天市場を経由してANAマイルに交換したり、Edyに交換したりすることができます。ANAマイルに交換する場合、楽天スーパーポイント2ポイント=1マイルというレートで交換することができます。ブラックカードを使ってためたポイントでマイルを貯めて無料航空券に引き換えて旅行すれば、かなりお得に過ごせるのではないでしょうか。

また、楽天ブラックカードは国内空港のラウンジなどを無料で利用することができます。さらに、世界の空港ラウンジを無料で使うことができるプライオリティパスに無料で入会することができます。本人以外にも、同伴者2名までは無料なのでお得です。低価格の年会費で、ここまでのサービスの良さを誇っているブラックカードは類を見ず、太っ腹と言えるでしょう。プライオリティパスの対象になっていない空港のラウンジも楽天ブラックカードを提示すると無料で使えます。国内の場合、すべての空港ラウンジが使えるようになるため、どこでも出発前のひとときを優雅に過ごすことができます。

ラウンジには、お茶やジュースなどを始め、アルコール類や軽食類まで用意されているところもあります。空港によっては、アルコールは1杯目が無料で提供されるところがあったり、ビジネス用デスクが用意されていたりとサービスが充実しているところもあります。利用してみる価値はあるのではないでしょうか。

楽天ブラックカードには、様々な補償が用意されています。例えば、楽天市場で購入した商品が届かなかった場合の商品未着あんしん制度です。これは、例えば楽天市場で購入したAという商品が届かないにも関わらず、店舗との連絡が途絶えてしまった場合に、楽天カード側が請求を取り消してくれる補償です。条件には、楽天カードで支払っていることとあるため、楽天ブラックカードで支払っていれば間違いなく受けられます。この他にも、ネット不正利用補償など様々な補償サービスが用意されています。インターネットショッピングモール会社ゆえのこういった補償ですので、他社にはない差ではないでしょうか。

楽天ブラックカードとJCBが提携

今まで楽天ブラックカードはMasterCardとしか提携していませんでした。しかし、2016年11月以降、国際ブランドにJCBも追加され、JCBの持つコンシェルジュサービスなどが利用可能になりました。これにより、MasterCardしかなかったからといって敬遠されていた顧客層を取り込むことができるようになりました。さらにJCBの良い所も取り込めるようになったため、より一層ステータス性の高いクレジットカードに進化したと言えるでしょう。

MasterCardの場合、MasterCardのコンシェルジュサービスを受けることができます。しかし、あまりMasterCardのコンシェルジュサービスは知られていません。基本的にはJCBのコンシェルジュサービスやアメックスカードのコンシェルジュサービスと同じような役割を提供しています。例えば、レストランの予約や航空券の手配などを行ってくれたり、急な依頼でも対応してもらえたりします。

しかし、唯一の欠点としては、「ブランド力が小さい」という点です。アメリカン・エキスプレスの場合、アメックスブランドというブランドがあり、アメックスという名前を出すだけで、それなりの対応をとってもらえます。しかし、MasterCardの場合はそうは行きません。MasterCardブランドの影響力が小さゆえ、アメックスブランドに比べ予約が中々取れないケースもあります。MasterCardの提携店の場合は話が異なりますが、各社ともにそれぞれ長所・短所がありますので、そこを見極めて使い分けていく必要があるのではないでしょうか。

MasterCardのコンシェルジュサービスは、通常プラチナカード向けに行われているものです。そのため、楽天ブラックカードはプラチナカードと同等のステータス性があるということになります。

一方JCBを選べば、特典としてはブラックカード級になります。JCBのコンシェルジュサービスは多岐にわたり、JCBカード保有者の中でも一部の方しか利用できない「JCB THE CLASS」のコンシェルジュサービスを、楽天ブラックカード保有者なら受けられます。普通に考えればありえないようなサービスを3万円の年会費で受けられるのです。このコストパフォーマンスを考えれば、楽天ブラックカードがどれほどお得か分かるのではないでしょうか。

これらをまとめると楽天ブラックカードはプラチナカード+αということになりますね。

Danieli CONCIERGE

JCBのコンシェルジュサービスとは?

JCBのコンシェルジュサービスとは、JCBカード「ザ・クラス」に付帯したサービスです。ザ・クラスとは、年会費が5万円(税抜)のクレジットカードで、インビテーション制です。楽天ブラックカード同様に、下位カードで利用実績を積み重ね、JCB側に認めてもらうことで発行することができるようになります。JCBカードの最高峰カードは、このザ・クラスカードとなっており、発行するには長い道のりを歩まなければなりません。

ザ・クラスを得るには、JCBのゴールドカードからスタートし、プラチナカードを経てやっと手に入れることができます。そのタイミングについてご紹介します。
JCBのゴールドカードは、満20歳以上で本人に安定した収入がある人が申し込み対象となります。JCBが提供するインターネットサービス「My JCB」にメールアドレスの登録があり、JCBゴールドカードのショッピングの合計額が2年連続で100万円以上の方を対象に、プラチナカードの招待状が送付されます。集計期間は毎年12月16日から翌年12月15日までとなっています。

プラチナカードへの招待状が届きプラチナカードを発行したあとは、ゴールドカード同様に使い続ける必要があります。ザ・クラスへの招待基準は明らかになっていませんが、1年以上継続して利用し、年間利用額が100万円以上であればザ・クラスの招待状が届くと言われています。招待状が届けば申し込みをするだけでザ・クラスが発行され、晴れてザ・クラスホルダーとなります。

JCBのコンシェルジュサービスは、様々なサービスを提供しています。例えば、各種チケットの手配です。発売と同時に売り切れてしまうようなチケットの確保も無料で行ってくれます。一般発売が始まってからの確保になるため、場合によってはチケットを用意できない場合があります。しかし、自身が発売当日にアクセスするよりコンシェルジュに依頼したほうが確率的には2倍になります。また、自身が何らかの用事で取れない場合なども依頼すればすべて手配してくれます。このサービスは、無料で利用することができるので、とても便利なのではないでしょうか。

次に、高級レストランです。ザ・クラスのコンシェルジュサービスを使って高級レストランを予約した場合、2名以上で利用すれば1名分無料になります。店舗は限られてきますが、2名で行けば1名分の料金で良いというのは太っ腹です。ただし、その店舗で追加注文をしたり、飲み物を注文したりする場合は定価になりますので注意してください。予約時に「祝いの席」などといえば、プレゼントがもらえることもあります。予約時に、どういった目的でと尋ねられた際には、目的を言えばそれにあったプレゼントが用意されることもあります。

また、ダイニング30というサービスが2016年3月より始まっています。予約時に、「ダイニング30を使いたい」という旨を伝え、決済時にザ・クラスを提示するとコース料金などから30%割引されます。こちらも利用店舗は限られてきますがお得です。ただし、1名が無料になるコースとダイニング30では、利用人数によってお得度が異なるため、しっかりと下調べしてから予約すると良いでしょう。

ザ・クラスカードは、国内外の旅行傷害保険も充実しています。基本的に、旅行傷害保険が自動付帯です。つまり、ザ・クラスを持っているだけで保険が適用されるということになります。本人が死亡・後遺障害をもってしまった場合は、国内外ともに最大1億円の保険金が支給されます。その他の費用も高額補償してくれます。これに加え、搭乗した飛行機が遅れてしまったことによる損害もザ・クラスでは補償してくれます。海外旅行などで、乗り継ぎが必要な際に、遅延が原因で乗継便に乗れなかった場合のホテル代なども補償内容に入っているので安心です。

JCBコンシェルジュサービスを利用するためには

JCBのコンシェルジュサービスを利用するためには、2つの方法があります。1つ目は、楽天ブラックカードの招待状をもらうことです。楽天ブラックカードを保有しているだけで、JCBのコンシェルジュサービスを利用することができるためです。年会費も3万円(税抜)とJCBのザ・クラスカードに比べお得です。楽天ブラックカードを発行するためには、楽天カードを使い続けることでインビテーションが届くので申し込むことで発行できます。

また、楽天ブラックカードは、極稀にキャンペーンを行っており、特別なサイトからアクセスすることでインビテーションなしに申し込むことができます。審査基準は高めですが、条件さえ満たしてしまえば、楽天カードを持っていなくても楽天ブラックカードを発行することは可能です。あくまでも極稀しかないので、期待せずに楽天カードを使ってインビテーションが来るのを待つほうが良いでしょう。

続いて、JCBのザ・クラスカードの招待状をもらう方法です。JCBのザ・クラスカードを得るのは困難なので、まずJCBゴールドカードを作ります。発行後、メインカードをゴールドカードに切り替え、1年間あたり100万円以上利用します。それを最低でも2年間続けてください。そうすると、プラチナカードのインビテーションが届くので、同じく100万円以上を1年間以上使います。タイミングによって、JCBのザ・クラスカードのインビテーションが届くので申込書を返送することで発行されます。

これが、発行までの基本的な流れです。中には、JCBのゴールドカードを発行してから1年未満で、JCBのザ・クラスカードのインビテーションが届いたという方もいますので、審査内容は謎に包まれている部分が多いのですが、使い続けることで良いことがあることは間違いありません。

ここまで、JCBのコンシェルジュサービスを受けるにはどうすればよいかをご紹介しました。結論から共通して言えるのは、利用実績を積む必要があるという点です。最高峰となるクレジットカードを、素性も知らない人にホイホイ発行するほど、カード会社は甘くありません。下位カードでしっかりと利用実績を積み重ね、信頼を得ていく必要があります。カード会社も利用実績を見て、「この人はきちんと支払ってくれる人だ」と信じてくれ、利用限度額の引き上げを行ってくれます。毎月使った分は、きちんと支払うことで信頼を得ることができますので、延滞などせずに支払うようにしてください。

仮に、利用金額の支払いを延滞してしまうと、信用度を失ってしまう結果となります。アメリカン・エキスプレス・カードの公式ホームページには「支払いを延滞した場合は、信用度を失いかねません」と明記してあります。それほど、延滞するという行為は悪とされています。もし、支払いきれない場合は、延滞するのではなく、サービスデスクなどに相談することで、信用度は少し失いますが、分割などといった支払い方法などを提示してくれることもあります。会社側としても、そのまま踏み倒されるよりは相談してくれたほうが助かるので、必ず相談するようにしてください。

 

 

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