目次

あると便利な電子マネーとは何なのか?

コンビニやジュースの自販機でさっとスマホやカードをかざし、小銭を使うことなく品物が買える。このような光景を見かけることが増えてきました。レジ前で時間を取らず後ろの人を待たせない、この便利なアイテムこそが「電子マネー」です。電子マネーとは情報通信技術を活用して提供される電子決済サービスのことで、貨幣価値をもつお金ではありません。しかし取り扱いのある加盟店において現金と同等の価値をもち、商品の購入やサービスの提供を受けることが可能です。

これにより、

・小銭の用意が必要ない
・レジ業務の軽減が図れる
・家計の管理に役立つ

などさまざまなメリットを生み出し、消費者サービスのひとつとして広くシェアされるようになりました。学生から高齢者まで幅広い層で活用されており、サービスの拡大も続いているのです。電子マネーの決済方法として使われているものは大きく分けて「オンライン方式」「オフライン方式」「仮想通貨方式」の3つがあります。

■電子マネーの決済方式■
オンライン方式
電子マネーを提供するサービス会社と小売店の端末をオンライン接続させ決済を行う方法。
オフライン方式
小売店の決済端末によってオフラインで決済する方法。
仮想通貨方式
特定のサービスに使える仮想クーポンやカードなどをコンビニなどで事前に購入し、その金額分のサービスを受けられる方法。

プリペイド型とポストペイ型 それぞれのメリットを比較

電子マネーには前払い式のプリペイド型と、後払い式のポストペイ型があります。楽天Edy株式会社が運営する「楽天Edy」やイオン銀行株式会社が運営する「WAON」、株式会社セブン・カードサービスが運営する「nanaco」などが、プリペイド型の電子マネーを展開しています。また、東日本旅客鉄道株式会社が運営する「Suica」をはじめ、西日本旅客株式会社が運営する「ICOCA」、株式会社パスモが運営する「PASMO」などのいわゆる交通系電子マネーもプリペイド型を採用しています。

これに対して、ポストペイ型を採用しているのがNTT docomoが運営する「iD」や、JCBが運営する「QUICPay」などです。ポストペイ型の多くはクレジットカードに付帯しており、ポストペイ型電子マネーで支払った商品を、後日そのクレジットカードから引き落とします。プリペイド式の電子マネーと同様にサインや暗証番号の入力がないことから、クレジットカードそのものを使うよりも手軽に利用できることがメリットとなります。

■プリペイド型とポストペイ型の違い■
・プリペイド型:楽天Edy、WAON、nanao、Suica、ICOCA、PASMO
・ポストペイ型:iD、QUICPay

プリペイド型を使うメリットは、あらかじめお金を入金しておく必要があるため自分で入金する金額を設定でき、計画的に使用できることです。これにより使いすぎを防ぎ、家計管理に役立てられるほか、細々とした買い物が多い主婦や学生、金銭管理の不安な高齢者、お金の取り扱いが苦手な障害をもった方たちの支払い方法としても役立っています。クレジットカードなどと異なり審査がないことから誰でも気軽に作ることができるのも、メリットの1つです。

一方でポストペイ型の電子マネーは、事前にチャージする手間がいらないことや、紛失時にはクレジットカード補償の対象となることがメリットとなります。しかし、作るにはクレジットカードの審査があるため、クレジットカードの審査に通った人しか持つことができないというデメリットもあります。PiTaPaやQUICPayを採用している一部のサービスでは個別にクレジットカードを必要としないものもありますが、クレジットカードと同等の審査はあるため、プリペイド式の電子マネーのように誰もが気軽に作れるという訳ではありません。

2つの電子マネー。あなたが使いやすいのはどっち?商業系と交通系の違いとメリットを比較

便利なプリペイド型の電子マネーの中でも、人気を二分しているのが商業(流通)系生や社会人にとってはポイントの貯まりやすさ、利用のしやすさが最大のメリットといえます。一方で普段公共交通機関をまったく利用しないという方や、自家用車の利用が多い方は交通系電子マネーの利用はあまりメリットを感じられないこともあるでしょう。

一方商業系電子マネーを使うメリットは、利用可能店舗数の多さ、ポイントの貯めやすさにあります。スーパー、コンビニ、旅行、ファミレスなど生活のありとあらゆる場面で使用できるほか、積極的に行われるポイントアップのお得なキャンペーンや、提携企業によるポイントサービスが受けられます。自分のライフスタイルに合わせてよりポイントのためやすい電子マネーを選ぶことが大切です。

人気の電子マネーTOP3発表!利用できる主な場所は?

■第1位 使える商品数で人気のnanaco■
株式会社セブン・カードサービスの運営するnanacoが人気ナンバーワンの結果となりました。nanacoの人気の秘密のひとつは、セブンイレブンで、公共料金の支払いやネット通販の支払いなどができる点です。その他タバコや航空券、イベントチケットなどの購入時にもnanacoでの支払いが可能です。セブンイレブンではnanacoの発行手数料や再発行手数料、電子マネーへの入金、nanacoギフトカードを除くすべての支払いにnanacoが対応しています。これにより、より利便性の高い電子マネーとしての人気を獲得しました。

主な使用可能店舗はセブンーイレブン・デニーズ・イトーヨーカドー・ザ・プライス・ヨークベニマル・ヨークマート・SEIBU・SOGO・アカチャンホンポ・LOFT・ビックカメラ・スズラン薬局・ESSO・Mobile・ゼネラル・コカ・コーラの自販機などです。

■第2位 相互利用で便利になったSuica
交通系電子マネーの中でも最も多く流通しているのがSuicaです。もとはオレンジカードの代わりに考案された乗車カードで、バックの中に入れていても財布から取り出すことなく改札を通れるという利便性から使用者が広がりました。電子マネー機能をつけたうえで定期券機能やグリーン券機能、駅構内での商品購入などに使用でき、通勤通学にJRを使用する人にとっては欠かせないアイテムのひとつとなっています。また2013年3月23日より全国10種類の交通系電子マネーとの相互利用が可能となりました。これにより、北海道から九州までの相互利用できる鉄道やバスにおいて、1枚の電子マネーで運賃を支払うことができ、利便性がさらにアップしました。

主な使用可能店舗はサークルKサンクス・スリーエフ・セブンーイレブン・SAVE ON・LAWSON・Family Mart・デイリーヤマザキなどのコンビニ系、Ario・イオン・イトーヨーカドー・ドン・キホーテなどです。

■第3位 高額支払い数No.1!決済金額シェアNo.1のWAON
WAONは株式会社イオン銀行とイオンリテール株式会社が運営する電子マネー。2016年度では、Suicaやnanacoなどの主要電子マネーをおさえて総決済金額シェアで全体の半数を締め、1位となっています。お買い物などでたまるWAONポイントを電子マネーとして交換できるほか、イオンの加盟店のWAONステーションやWAONネットステーションによってチャージが可能です。電子マネーは小銭などの代わりとして、通常少額の支払いに充てることが多いイメージですが、その中でWAONはイオン店舗による高額な買い物による使用が多く、1度の買い物に使用する金額が最も多い電子マネーともいえます。そのためチャージ可能金額も最大で50,000円までに増加し、(20,000円のものもある)ますますお買い物における利便性が高まりました。

主な使用可能店舗はイオン・ダイエー・マックスバリュ・ダイエーグルメシティ・ピーコックストア・マルナカ・キミサワ・イオンスーパーセンター・ウエルマート・ビブレ・東急プラザ・ミニストップ・Family Mart・LAWSON・サンクス・サークルKなどです。

現金より便利?電子マネーを使うメリットとは?両者を徹底比較!

メリットその1 財布の中身がすっきり
電子マネーを使うメリットのひとつが財布の中身がすっきりとまとまることです。現金払いが多いとどうしてもお札を崩したときに大量の小銭をもらうため、小銭でお財布がパンパンになってしまうことはありませんか?小銭でお財布が膨れると財布の形が崩れたり、お金が取り出しにくくなったりします。お財布を軽くするために小銭は別の財布に入れる、1円玉や5円玉を貯金箱に移すなど、工夫している人も多いのではないでしょうか。

こうした数百円単位の支払いを電子マネーで支払うと、お札を崩す機会も減り、お財布の中に小銭がたまっていくことが少なくなります。また、レジ前で小銭を探すことがなくなるので後ろの人を待たせることなく支払いもスムーズ。レジ前の混雑の原因を作りません。また、電子マネーを使用できる店舗も年々増加傾向にあるので、スマホだけもっての外出や電子マネーカードだけもっての外出なども可能です。ちょっと足りないものを買いにコンビニにいったときなど、ご近所への外出のおともにもぴったりのアイテムです。

■メリットその2 ポイントがたまってお得
電子マネーは多くの場合、支払いに応じてポイントがつく仕組みになっています。ポイントの還元率や種類は使っている電子マネーによって差がありますが、例えば商業系電子マネーでは100円で1ポイント、200円で1ポイントのポイントがつくところが多いようです。ポイントサービスはあらゆるサービスで使えば使うほどたまるものや、クレジットカードからのチャージでたまるもの、提携店舗の利用でたまるものなどがあります。現金で買った場合はポイントがつかないので、現金で購入するよりもお得になることが多いです。たまったポイントは使用した電子マネーに変えて使うことができるのでムダがありません。

■メリットその3 金銭管理がしやすい
プリペイド型の電子マネーは、あらかじめ自分で決めた金額を入金して使います。そのため、現金をもっているとついつい使いすぎてしまうという人や、家計簿をつけるのが苦手、いくら使ったかわからないというような、お金の管理が苦手な人にもおすすめです。毎月決めた金額をチャージするようにしておけばよいので、過度な使いすぎを防ぎ、残高が確認できるので、金銭管理も簡単になります。

例えばコンビニの買い物やドラッグストアの利用など、特定の出費に対し、家族全員が月で使っていいお金の上限を決めて電子マネーで支払うようにしておけば、家計の管理にも役立ちます。お金を無くすのが心配な高齢者やムダ遣いの心配な学生のお小遣い用として利用している人も増えているようです。

いますぐ役立つ!電子マネー発行枚数シェアランキング!それぞれの特徴を比較してみた

今まで電子マネーを持ったことがなかった人が、「便利そうだからひとつ作ってみようかな」と感じることもあるでしょう。しかし、種類が多すぎて自分のライフスタイルにあう電子マネーがどれかわからない、違いがわからないという悩みを抱えることがあります。

実は電子マネーは運営する会社によって使用できる店舗の違いや、独自のサービス、ポイントのため方などが異なっています。せっかく作るのなら、できるだけお得なものを作りたいと思いませんか?そこで電子マネー発行数ランキングとその特徴をまとめてみました。

ちなみに、2016年についにiPhoneにもおサイフケータイ機能である『Apple Pay』の搭載がスタートしました。これからご紹介する上位にランクインした電子マネーたちをいつ追い抜かすのか・・・今後も目が離せませんね。

■発行枚数9,710万枚のシェア!「楽天Edy」が意外にもナンバーワンを獲得
発行枚数シェアNo.1は2位を大きく引き離している楽天Edy。楽天Edyは発行枚数だけでなく利用可能箇所シェア数もNo.1の電子マネーサービスです。主要コンビニエンスストアだけでなく航空券、ホテル、映画館や美術館、アミューズメントパーク、室内スポーツ施設、デパート、ショッピングセンター、ドラッグストア、リサイクルショップなどさまざまな場所で使えます。2016年1月時点で加盟店は全国44万件以上となっており、電子マネー決済を取り扱っている店舗なら、ほぼ楽天Edyが使えるといっても過言ではありません。

また、楽天Edyはポイントの貯めやすさにも定評があります。グループ会社の楽天市場での使用はもちろん、ライバル店のAmazonなどのネットショッピングでも使えるため、ネットの買い物にも活用できます。また、ANAとの連携でマイルがたまりやすいことから、30代40代のビジネスマン層のユーザーが多いことも特徴的です。楽天ポイントと楽天Edyは相互交換が可能で、たまった楽天ポイントを楽天Edyに交換したり、逆に楽天Edyを楽天ポイントに交換したりできます。クレジットカードからのチャージでもポイントが加算されるので、クレジットカードからのオートチャージを利用するとさらにポイントがためやすくなるのでおすすめです。

楽天Edy番号はカード、おサイフケータイを合わせて1人最大5個までもつことが可能で、カード1枚につき50,000円までチャージすることができます。高額な商品を購入する際には複数枚のカードの使用も可能なので、航空券や旅行費用などの高額な支払いにも対応できます。また、クレジットカードやおサイフケータイだけでなくさまざまな形態で普及しており、社員証や学生証に楽天Edyを導入している企業や学校もあります。このため普段の生活に取り入れやすい身近な電子マネーとして安定した人気を誇っています。

■発行枚数5,950万枚のシェア!ショッピングに便利な「WAON」が人気
WAONは株式会社イオン銀行とイオンリテール株式会社の発行する電子マネーです。イオングループでのショッピングに欠かせない電子マネーとして、女性にも人気の高い電子マネーです。発行手数料は300円必要ですが、年会費は無料、年齢などの条件もなく、誰でも使用することが可能です。通常タイプのWAONカードならイオンのサービスカウンターや一部の加盟店で手に入れることができ、その日のうちに使うことができます。1回のチャージ限度額は29,000円ですが、チャージ上限金額は50,000円までとなっています。

WAONは2014年8月時点で約19万カ所の提携店があり、イオングループのほかコンビニ、家電量販店、レジャー施設など幅広い場所で使用することができます。また、地域貢献に着目したご当地WAONでは、全国どこで使った場合でも使用した利用金額の0.1%をイオンが地方自治体に寄付し、地域経済活性化、環境保全、観光振興、子育て支援に役立てようとする試みをしています。2009年4月~2016年2月までの累計寄付額は約6億6,528万円にのぼり、電子マネーを使うだけでできる地域貢献として注目を集めています。

さらにWAONで注目を浴びているのが高齢者向けサービスの導入です。55歳からのお得なカードとしてG・GWAON、65歳以上限定のゆうゆうWAONがあります。1回のチャージ限度額やチャージ上限額などは一般のカードと変わりませんが、毎月15日は5%off、3,000円以上の支払いで100ポイントプレゼントなどを実施しています。イオングループの企業戦略としてシニア層の獲得を目指しており、こうしたサービスを通じてシニア層のユーザー獲得を目指しているようです。

■発行枚数5,859万枚のシェア!交通系電子マネーはこれ1枚!「Suica」の魅力
交通系電子マネーの代表格であるSuicaはJR東日本が発行するICカードで、鉄道・バス・お買い物に利用できます。首都圏はもちろんのこと他交通系ICカードとの相互利用サービスによって全国で使えるようになり、ますます利便性が増しました。Suicaのチャージは自動券売機やSuicaマークのある機器、駅のATMや一部のお店で現金によって行うことができます。この場合のチャージ金額は1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円の6種類のみとなっており、上限金額は20,000円です。

たびたび入金するのが面倒くさい、残高を確認するのが面倒だ、という方に人気のサービスがSuicaオートチャージサービスです。これはあらかじめ設定金額を決めておき、Suicaの残高が設定金額以下になると改札で設定金額をチャージすることができる便利な機能です。オートチャージの決済用として利用できるのはビューカードのみとなるのでオートチャージを利用したい場合はビューカードの申し込みが必須となります。

Suicaは電子マネーとして使用できると同時に乗車券や定期券の代わりでもあります。そのため直近の利用分20件までの履歴表示や直近の利用分50件までの履歴印字機能が使えることも便利です。My Suica(記名式)やSuica定期券は、万が一紛失した場合でも紛失届を提出すると翌日以降再発行が可能です。発行手数料は必要ですが紛失前の残高やオートチャージ設定も引き継がれるので安心です。ただしSuicaカードやSuicaイオカードは紛失後の再発行ができないので注意しましょう。

■発行枚数4,912万枚のシェア!幅広い用途に対応の「nanaco」
全国のセブンイレブンで使えるnanacoは、2007年4月からサービスを開始した電子マネーです。2016年時点で利用可能店舗数は約21万カ所を超え2016年度上半期(2016年3月~8月)の決済件数は10万件を突破。会員数は5,000万人を超え、決済件数日本最大の電子マネーとして広く定着しています。nanacoといえばコラボ企画が毎回注目を集めており、人気漫画やアニメ、アイドルとのコラボカードも人気です。また、セブンイレブン利用時にnanacoで支払った場合に限り、お惣菜1品サービスやジュース1本無料などお得度の高いキャンペーンを頻繁に行っており、顧客獲得につながっています。

nanacoを使う最大のメリットのひとつは、公共料金の支払いやネット通販などの利用料金が電子マネーで支払える代行収納ができることです。このサービスはセブンイレブンでのみ利用でき、住民税や固定資産税などの税金をはじめ国民年金や国民健康保険の支払いもできるとあって、利用者の多いサービスです。こうした代行収納の支払いには購入ポイントはつきませんが、クレジットカードでnanacoにチャージすることでチャージ分のポイントを獲得することができます。

nanacoにはポイントサービスが付帯しており、100円(税抜き)につき1ポイントを獲得することができます。たまったnanacoポイントは電子マネーとして変換可能です。獲得したnanacoポイントには有効期限があり、当年4月から翌年3月までに加算されたポイントは翌々年3月末までの利用となります。ポイントを獲得したら早めに電子マネーに交換することが大切です。セブンイレブンなどのレジ又はサービスカウンターで交換可能です。

■発行枚数3,128万枚のシェア!首都圏で強い人気の「PASMO」
PASMOは関東地方の鉄道やバスをはじめ、全国の鉄道やバスに利用できる公共交通機関共通乗車カードのひとつです。PASMOは首都圏の私鉄11事業者、バス19事業者によって設立された会社である株式会社パスモが、首都圏共通ICカード乗車券発行業務と電子マネーサービスを運営しています。首都圏全域の鉄道とバスで利用できるので、首都圏に住む人にとって欠かせないカードのひとつです。また、PASMOには鉄道とバスの定期券を1種類ずつ購入することができ、定期券の購入方法としても使えます。

PASMOを使用するメリットのひとつに、バスの利用特典サービス(バス得)やバス乗り継ぎ割引などのサービスを受けられることです。バス利用特典サービス(バス得)はPASMOを利用してバスに乗ることで自動的にバスポイントがたまります。たまったバスポイントはバスチケットしてPASMOに付与され、次回のバス利用時にバス運賃として利用できます。10円単位で利用でき、PASMOに現金などでチャージした分(SF)より優先して支払われます。また、このサービスはSuicaでも同様に受けられます。

PASMO電子マネーは小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、京成電鉄株式会社、京浜急行電鉄株式会社、相模鉄道株式会社、首都圏新都市鉄道株式会社、西武鉄道株式会社、東京急行電鉄株式会社、東京地下鉄株式会社、東京都交通局、東武鉄道株式会社の沿線を中心として展開しています。その他、他交通系電子マネーとの全国相互利用によって他交通系電子マネーが使える場所でも利用可能です。

■発行枚数2,259万枚のシェア!おサイフケータイが人気のドコモブランド「iD」
iDは株式会社ドコモが運営するクレジット決済サービスです。もとはおサイフケータイを使うために開発されましたが、後に専用カードやクレジット一体型カードもでき、スマホを使っていないユーザーやドコモ以外の携帯会社のユーザーも利用することができるようになりました。iDプリペイド型(前払い)とポストペイ型(後払い式)の電子マネーの両方に対応した電子マネーであり、ポストペイ型(後払い式)を利用するとあらかじめチャージしておく必要がないこと、上限金額がクレジットカードの利用枠の範囲内で高額の決済にも対応できるという特徴があります。

iDは、ネットのお買い物の際にiD決済として利用できます。通常クレジットカードをネットショッピングで利用する場合、クレジットカード情報を入力する必要があります。この場合クレジットカード番号を盗むなりすましが発生することもあり、セキュリティ面からネットショッピングでクレジットカードを使いたくないという人も多くいます。iDネット決済ではアプリがクレジットカード番号を自動で読みだすため安全な決済が可能です。また、利用額が一定額を超えると決済時に暗証番号の入力が必要となり、二重のセキュリティ体制で安心して買い物を楽しむことができます。

iDの大きなメリットのひとつは、海外の「マスターカードコンタクトレス」が使えるお店で利用が可能なところです。スマホのアプリからiD/NFCを有効にすると設定するだけで利用でき、国内と同じように読み取り機にスマートフォンをかざすだけで利用することが可能です。海外でのクレジットカード使用が心配な場合や、ちょっとした支払いに使いたい場合などに便利です。海外で使用した場合も国内で使用した場合と同じようにクレジットカードの利用金額に合算して請求されます。

■発行枚数1,316万枚のシェア!相互利用でますます便利な「ICOCA」
ICOCAは、西日本旅客鉄道(JR西日本)のICカード乗車券です。ICカード乗車券としては2003年から導入され、電子マネーサービスは2005年10月1日から開始しました。JR西日本だけでなく、近畿日本鉄道(近鉄)・京阪電気鉄道(京阪)・四国旅客鉄道(JR四国)・あいの風とやま鉄道で発売されています。チャージ最高額はSuicaと同じく20,000円となっており、有効期限は10年となっています。定期券、駅の売店での購入、自動販売機やコインロッカーの利用も可能です。

無記名ICOCA、こどもICOCA、ICOCA定期券、スマートICOCAがあり、ICOCA機能付きのクレジットカードであるスマートICOCAならクレジットでのチャージができます。交通系ICカードの全国相互利用サービスにより、各カードエリア内での使用が可能です。交通系ICカード対応の自動券売機、自動精算機で利用ができるほか、LAWSONやセブンイレブンをはじめとする全国の主要コンビニエンスストア、全国のイオングループ、ビックカメラ、すかいらーくグループ、WiiUやNewニンテンドー3DSなどの支払い決済にも使用できます。

JRグループで小児用IC乗車カードを発行したのはICOCAが最初であり、2004年8月から利用を開始しました。小児用ICOCAの発行には氏名・生年月日・性別の登録が必要で、初回カード購入時に年齢を確認できる身分証明書も必要です。利用者が大人運賃を適用される年齢に至るまで使用することが可能で、子供と一緒のお出掛けや電車通学の子供の利用にも便利なカードとなっています。

■発行枚数467万枚のシェア!ポストペイ型の代表格「QUICPay」
QUICPayは株式会社ジェーシービー(JCB)とイオンクレジットサービス株式会社が開発したポストペイ型の電子マネー決済サービスです。2005年4月4日からJCBがサービスを開始しました。クレジットカードやデビットカードを扱う加盟店ならQUICPayの設置が容易に行えます。楽天EdyやiDと提携することで複数の電子マネーを扱えるマルチリーダーライターの設置が進み、電子マネーの普及につながりました。QUICPayの形態はカード型とモバイル型の2種類があり、カード型はQUICPay専用カードとクレジットカード搭載型があります。モバイル型はおサイフケータイとなっています。

利用可能場所は全国のコンビニ・ファミレス・スーパーマーケット・ドラッグストアなどがあります。それに加えてユニバーサルスタジオジャパンや富士急ハイランド、キッザニア東京・キッザニア甲子園。東京ドームにヤフオク!ドームなどレジャー関係で使える場所が充実しており、家族連れ、子供連れに便利な電子マネーです。また、東京無線タクシーや名古屋近鉄タクシー、さくらタクシーなどのタクシー料金の支払いにも利用でき、使い道が幅広いことが人気となっています。

QUICPayにはカード型だけでなくEMGマーケティング合同会社と東燃ゼネラル石油株式会社が発行するキーホルダー型の「スピードパスプラス」やJCBが発行するコイン型のQUICPayコインなどがあります。こうした形態の自由さや特定のサービスに特化した利用方法もニーズに応じて親しまれています。

■発行枚数466万枚のシェア!愛知県民の必須アイテム「manaca」
manacaは名古屋市が出資する第3セクターである名古屋交通開発機構が発行しているICカード式乗車券で、名古屋市交通局・愛知高速交通・名古屋臨海高速鉄道・豊橋鉄道・名古屋鉄道(名鉄)・名鉄バス・名古屋ガイドウェイバスが発売を行っています。サービスの開始は2011年2月11日からで、日本のICカードとして初めて、交通機関の利用金額・利用回数に応じマイレージポイントが貯まることで話題となりました。

manacaには無記名式manaca、記名式manaca、小児用manaca、manaca定期券、割引用manaca、敬老パス、福祉特別乗車券、学生証一体型manaca、名古屋鉄道株主優待乗車証、グランパスシーズンmanacaがあります。割引用manacaは障害者手帳を保持した人向けのmanacaで、購入時に障害者手帳の呈示が必要となります。有効期限は1年間ですが本人用のほかに介護人用のmanaca発行もできるため、窓口業務の軽減、時間の短縮に役立っています。ただし、名鉄電車、豊橋鉄道、リニモでは利用できないことから利用の拡大が課題といえそうです。

高齢者サービスの一環として名古屋市が交付している福祉特別乗車券や敬老パスもmanacaへ切り替わり、市バス、地下鉄、名古屋観光ルートバス、名古屋ガイドウェイバス、名古屋臨海高速鉄道西名古屋線などが無料で利用できます。こうした福祉サービスがカード1枚で受けられ、なおかつ電子マネーとしても使える利便性から、名古屋市周辺に住む人にとって非常に利便性の高い電子マネーであるといえます。

■発行枚数296万枚のシェア!関西で人気のポストペイ型交通系電子マネー「PiTaPa」
PiTaPaはスルッとKANSAI協議会が発行する乗車カード機能のついたクレジットカードです。公共交通機関の乗車ICカードはプリペイド型(前払い方式)ですが、PiTaPaだけはポストペイ型(後払い方式)を採用しています。このポストペイ型の乗車ICカードの導入は、PiTaPaが世界初となっています。近畿地方、東海地方、北陸地方の一部と岡山県の鉄道やバス事業者で乗車カードとして使用できます。

乗車カード、電子マネーとしての機能だけでなく、提示するだけでお得な優待サービスが受けられる特典が豊富なことが特徴です。グルメスポット、宿泊・旅行、スクール・美容・健康、観光スポット、ショッピングなどで割引サービスが受けられます。さまざまな特典サービスを1枚のカードで受けられるためお財布の中身もすっきりまとまります。また、ポイントシステムも充実しており、買い物や乗車でためたポイントは乗車料金から自動で割引されるシステムです。

PiTaPaは子供をもつ保護者向けサービスも充実しており、「あんしんグーパス」では子供が駅の改札機を通過すると保護者に自動でメールを送るというサービスを行っています。これにより事件・事故の防止、通学・通塾の見守りに役立ち、子供をもつ家庭のサポートとして人気のサービスとなっています。このサービスは大阪市営地下鉄、阪急電鉄、京阪電車、阪神電車、大阪モノレール、北大阪急行などで利用可能となっており、2016年11月時点ではJR西日本でのサービスは行っていません。

■発行枚数295万枚のシェア!九州エリアの交通系ICカードなら「nimoca」
nimocaとは西日本鉄道(西鉄)の完全子会社である株式会社ニモカが発行するICカード乗車券です。名前の由来は「バスにも、電車にも、買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカード」から来ており、地域密着型のICカード乗車券として人気を集めています。イメージキャラクターはフェレットとなっており、地域のゆるキャラとしての活動も行っています。しかし特に名前はつけられていないそうです。デザインを手掛けたのは「モダンペッツ」で有名なプレイセットプロダクツです。

主な利用エリアは西鉄バスおよび西鉄グループバス全路線と、昭和バス、JR九州バス、高速乗り合いバス・特急バス、西鉄天神大牟田線です。また、熊本市内のバス・熊本市電・筑豊電鉄での利用も可能です。このほか大分県の一般乗り合いバスである日田バスと大分交通・大分バス・亀の井バス、高速乗り合いバス・特急バスで利用可能となっています。佐賀県内・宮崎県内では、高速乗り合いバス・特急バスの一部エリアで利用可能です。

nimoca電子マネーの利用可の場所は、福岡県内を中心とした百貨店、専門店ビル、スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、駅売店、家電店、ファッションストア、ホテル、レンタカー、レジャー施設、雑貨店、駐車場、自販機などです。乗車ICカードの利用可能エリア内だけでなく、全国相互利用サービスにより、その他の交通系ICカード利用エリア内での使用が可能となっています。

■発行枚数214万枚のシェア!東海地方の電子マネーと言ったら「TOICA」
東海旅客鉄道(JR東海)が運営するIC乗車券サービスがTOICAです。2006年7月28日からサービスを開始し、JR東海エリアで利用されています。有効期限は10年、最高チャージ金額は20,000円となっています。名前の由来は東海(T)IC(I)カード(CA)からきています。購入可能な券種は「TOICA」と「TOICA定期券」の2種類で、それぞれに大人用と小児用があります。小児用のTOICAは記名式ですが大人用TOICAは記名式がなく、無記名式のみの販売となっています。

TOICAは東海地区だけでなく、全国相互利用サービスにより全国の主な交通機関で利用できます。Kitacaエリア、PASMOエリア、Suicaエリア、manacaエリア、ICOCAエリア、PiTaPaエリア、はやかけんエリア、nimocaエリア、SUGOCAエリア内で乗車カードとして利用でき、それぞれのカードの加盟店でお買い物にも利用できます。通常は他エリアをまたがっての乗車利用はできないため、利用はひとつのエリア内で完結しなければなりません。しかし、首都圏のSuicaエリアとPASMOエリア、SUGOCAエリアと一部のはやかけんエリアではエリアをまたがっての利用も可能となっています。

TOICA定期券のみ紛失した場合再発行が可能ですが、通常のTOICAは大人用も小児用も紛失時の補償がなく、再発行することができません。TOICA定期券は連絡定期券を追加したり、定期券区内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる場合は東海道新幹線の普通車自由席へ乗ったりすることが可能です。(特急料金はカード残額からの支払いとなる)このため毎日の通勤、通学で使う学生や社会人に対応したサービスが基本とも言えます。

■発行枚数190万枚のシェア!九州地方を満喫するなら「SUGOCA」
SUGOCAは九州旅客鉄道(JR九州)が運営するICカード乗車券です。2009年3月1日から導入しました。名前の由来は「Smart Urban GOing CArd」の頭文字から取ったものとなっています。券種はSUGOCA乗車券・SUGOCA定期券・SUGOCA特急定期券(SUGOCAエクセルパス)の3種類があり、小児用は小児用SUGOCA乗車券とSUGOCA定期券のみ発売されており、SUGOCA特急定期券はありません。小児用のカード作成の際には名前、生年月日、性別の記入と生年月日を確認できる公的証明書の提示が必要になります。

利用エリアは福岡県・佐賀県・大分県・熊本県となっており、北九州モノレールの利用も可能です。電子マネーとしては鉄道の利用だけでなくコンビニ・キヨスク・飲食店などで利用可能です。また、ほかのICカード乗車券との全国相互利用サービスにより、Suica・manaca・PASMO・Kitaca・nimoca・はやかけん・ICOCA・TOICAのエリア内にある加盟店での利用が可能です。

公式キャラクターは「カイサツも。カイモノも。スッ!とゴー!!」のキャッチフレーズとともにカエルのキャラクターを採用しています。このキャラクターの名前は「カエルくん」で九州・福岡にある「ケロケロ団地」のマンションで暮らす「フロッグ大学」の大学生など非常に細かいキャラクター設定がされています。このカエル君のほかたくさんのキャラクターがおり、テレビCMにも出演しています。

■発行枚数170万枚のシェア!ユニーグループでお得に使える「uniko」
uniko(ユニコ)はユニー・ファミリーマートホールディングス系列のUCSが運営するプリペイド式の磁気型電子マネーとして2013年11月21日よりサービスを開始しました。アアピタ・ビアゴ・ユーホーム・サークルKサンクスで利用でき、最大5万円までチャージが可能です。1回の操作で入金できる金額は1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円の6種類があります。レジかチャージ機でのみ入金が可能となっており、クレジットカードや銀行・コンビニATMからのチャージはできません。

uniko(ユニコ)の名前の由来は英語で「あなた」を意味する「ユー」とユニーグループの「ユニー」、お客様の笑顔の「ニコッ」を合わせたものです。公式キャラクターはウサギに見えるまったく新種の生き物であり、名前は「ユニピョン」となっています。アピタ・ビアゴの直営売り場と一部の専門店、全国のサークルKサンクスで買い物をする際、ユニコカードの使用200円(税込み)につき1ポイントが付与され、最長2年間有効となります。たまったユニコポイントは500ポイント貯まると自動でユニコ電子マネーに加算され、次回の精算時より使用可能となります。

アピタは毎月19・20日、ビアゴは毎週金曜日をユニコ会員感謝デーとしており、5%offで買い物ができるほか、アピタ・ビアゴで毎週日曜日はポイント2倍、サークルKサンクスで毎週土日はポイント2倍などのサービスを行っています。また、特定の商品に対してボーナスポイントの設定を行っており、毎日の買い物でよりポイントが貯めやすい環境を作っています。

■発行枚数101万枚のシェア!北海道で使える交通系電子マネー「Kitaca」
Kitacaは北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営するICカード乗車券です。2008年10月25日からサービスを開始しました。名前の由来は「JR北(キタ)海道のICカード」に由来しています。公式キャラクターはエゾモモンガで、札幌市在住のイラストレーターである「そら」によるものです。公式ホームページのほか、キヨスクなどで関連グッズが発売されています。

北海道エリアでの利用だけでなく、全国相互利用サービスにより、交通系ICカード全国相互利用サービスのシンボルマークのある鉄道・バス・加盟店で利用が可能です。Kitacaの種類には「Kitaca定期券」「記名Kitaca」「無記名Kitaca」の3種類があり、Kitaca利用可能エリア内の「みどりの窓口」で発行することができます。また、無記名式 KitacaのみKitaca対応の券売機で発売されています。

入金の上限額は20,000円となっており、手数料220円を支払うことで払い戻しも可能となっています。Kitaca定期券と記名Kitacaは手数料510円とデボジット500円を支払えば紛失再発行が可能となっていますが、無記名Kitacaは再発行できません。小児の設定はKitaca定期券と記名Kitacaのみの取り扱いとなっています。

■発行枚数88万枚のシェア!福岡の公共機関でも使用可能な「はやかけん」
はやかけんは、福岡市交通局(福岡市地下鉄)が運営するICカード乗車券です。2009年3月7日からサービスを開始しました。名前の由来は「はやくてやさしくてかいてきなけん」から来ており、さらに博多弁の「はやいから」という意味にも掛けています。全国IC乗車券の中で全国唯一のひらがな表記が特徴的です。公式キャラクターは特になく、福岡市地下鉄のキャラクターでもある「ちままる」が印刷されています。

利用可能範囲は福岡市交通局全線全駅です。無記名式と記名式の2種類があり、記名式に定期券機能を付加することができます。小児用と割引用はやかけんがあり、割引用はやかけんは障害者本人、介護者、福祉割引証の発行も可能です。

大きな特徴のひとつとして、全国のIC乗車券加盟店で利用できるほか、福岡市の行政窓口で住民票や納税証明書などの各種証明書の発行にも利用できます。さらに市民プールや地域交流センター、市営駐輪場・駐車場、市営渡船待合所などでも利用可能で公共用のカードとしても便利に使えます。

商業系電子マネーと交通系電子マネーの併用でより便利に!

楽天Edy・WAON・nanacoに代表される商業系電子マネーは加盟店も多く、良く行くお店や近くにあるお店のものを作ることで、毎日の生活の中で無理なくお得にポイントをためて利用することが可能です。また、交通系ICカードは乗車券・定期券として使えるだけでなく、地域全体で使えるお得なサービスを併用していることがあります。毎日の通勤・通学で電車やバスなどの交通機関を利用する人はもちろん、日ごろ交通機関を利用しない人でも1枚持っておくことでさまざまなサービスの提供が受けられます。

電子マネーはただ小銭を支払うのに便利なアイテムとしてだけでなく、さまざまなサービスを受けられるポイントカードとしての役割、会員カードの役割もはたしています。上手に活用して毎日をもっとお得に過ごしましょう。

 

 

 

▲目次にもどる