保険の見直しは必要?保険見直しの注意点とチェックポイント

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保険の見直しは本当に必要か?

保険は様々なリスクに備えることができる機能があります。そのため、死亡時に遺族などが保険金を受け取る生命保険や病気や怪我に備える医療保険、自動車事故を起こした場合に備える自動車保険そして住宅の火災や水害、風災などに備える火災保険等、既に何らかの保険に加入している人は多いでしょう。毎月の保険料の負担を考えると減らせるものであれば減らしたいと感じている人もいるはずです。また、既に入っている保険の保障では不安になり、次々と新しい保険に加入してしまう人もいるようです。保険料が多い気がするが確信がない、どれだけ保険に入っても保障が足りていない気がするといった不安を感じるのは、必要な保障額を把握していないことが原因だと考えられます。

例えば、生命保険であれば、被保険者死亡後の遺族の生活費に平均余命をかけた支出見込み額から、死亡退職金や遺族年金などの収入見込み額を引いた残額が必要死亡保障額になります。この金額に合わせて保険金額を設定すれば、必要十分な保険に加入したことになるのです。必要保障額と契約している保険の保険金額がずれている場合は、保険の見直しをする必要があります。不足している場合は保険金額を増額し、保険金額が過大である場合は減額することによって、自分に最適な保険に修正できます。結果として、保険料も連動して変化することになります。

また、住宅購入時に借りる住宅ローンは団体信用生命保険に加入することが条件であることが一般的ですし、クレジットカードを作った時は旅行傷害保険などが自動的に付帯しますので、保険金額は変化します。また、結婚や出産などで家族構成が変化することでも必要保障額は変化します。そのため、保険の見直しは定期的に行うことが大切です。
※参考:『クレジットカードについている国内向けの付帯保険

保険の見直しを行う場合に気を付けるべきこと

保険の見直しを行う場合に気を付けるべき点は、保険料を減らすことが目的となってしまい、必要な保障までカットしてしまうことです。家計診断などの事例を見ると、無駄な保険料を削って大きく家計を改善しているケースがあります。それは、保険料を削って家計を楽にするのは有効な選択肢に思えてきます。しかし、保険料を削ることを保険見直しの第1の目的としてしまうと、本末転倒になってしまう可能性があります。

保険に加入する目的は、本人が死亡した場合の遺族の保障、怪我や病気をした場合の医療費負担の軽減、住宅や家財が火災で焼失した損失の補てんなどが挙げられます。そして、それぞれのケースには必要とされる最低限の保障額があるはずです。遺族保障であれば、必要死亡保障額などを参考に保険金額を決めるべきなのです。その必要保障額を無視して、保険料を下げるために保障金額を下げていくと、結局保険に入っている意味がなくなってしまいます。

また、保険の見直しを行う場合に注意すべきもう1つのポイントは、契約の転換に気を付けることです。転換を扱っていない保険会社もありますが、転換とは、既存の保険契約の責任準備金相当額を新規保険の保険料支払いに充当して保険の乗換えを行うものです。一見すると、保険料は下がるように見えますが、責任準備金で前払されているだけですし、新契約の予定利率が下がるケースもあります。転換が有利だと錯覚しないように注意する必要があります。転換を勧められた時は説明をしっかり聞いて判断する必要があります。

ちなみに、保険会社によっては保険料の支払いなどにクレジットカードのようなポイントを付けるケースもあります。見直しの結果、新しい保険に加入する場合は、そういった付帯サービスにも注目して保険会社を選ぶことをおすすめします。

保険の見直しを行う場合のチェックポイント

保険の見直しといっても、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。まず知っておきたいのが、見直しの手法です。保険の見直しというと、既に入っている保険を解約して新しい保険に加入することだと思っている人もいるようですが、他にも見直しの方法はあります。既に入っている保険契約に関し、支払われる保険金の最大額である保険金額を変更する方法は比較的簡単です。保険金額を変更することで、必要な保障額に調整できます。また、特約を外したり、加えたりすることも可能です。医療保険は別の保険に入りたい時などは、主契約はそのままにして特約だけ解約する方法もあります。さらに、以後の保険料の支払いを停止して、保険金額はそのままで続けられる限り続けたり、満期の時期を変更せず保険金額を減らしたりする方法もあります。

保険の見直しを行う場合のチェックポイントは、十分な保障が得られているかという点と、保険料、そして予定利率です。保険の見直しを行う前に、必要保障額よりも保険金額が少なくならないようにすることがチェックポイントの1つ目です。次に、無駄な保険料が発生しないように重複確認することが大切です。具体的には、過大な保障にすることで保険料が上がったり、複数の保険で同じような保障が重複してかかったりすることがないようにチェックします。

保険の見直しの最初のステップは、既に入っている保険を詳しく理解することです。理解するためには、契約ごとの保障内容や保険料について纏めた保険証券を正確に読み取ることが大切です。保険証券が読めるようになれば、見直しの際に説明される新しい保険の契約内容も簡単に理解できるようになります。
※参考:『みんなどうやって節約しているの?

保険の見直しに適したタイミングとは?

保険の見直しは、何時やっても問題ありません。「よし、保険の見直しをしよう」と思い立った時に素早く行動するのも保険の見直しを行うコツの1つです。保険の見直しの必要性を感じていながらも先延ばしにするのはよくあることですので、見直しの気持ちが起こったらまず行動に移すことが大切です。さらに、特定のタイミングで保険の見直しをするとより効果的という時期があります。それは、住宅を購入した時、結婚した時、子供が独立した時、クレジットカードを作った時です。

住宅を購入する場合、住宅ローンを活用するケースが多いです。そして、住宅ローンを借りる場合は、団体信用生命保険への加入を条件とするケースも多いです。団体信用生命保険は債務者が死亡した時に借入金の残債が保険金で支払われる保険です。そのため、保障内容は一般的な生命保険とほぼ同じです。住宅購入時は既に入っている生命保険の見直しに適したタイミングといえます。

また、結婚した時や子供が独立した時も生命保険を中心とした保険の見直しに適した時期です。結婚や子供の独立によって家族構成や家計規模が大きく変化します。生命保険が持つ遺族の生活保障機能を考えた場合、新しい家族構成と家計サイズに合わせて保険を見直すことが大切です。
※参考:『主婦におすすめのクレジットカード

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