原則は利用額の引き落とし後

クレジットカードでは、使った金額に応じてポイントが付きます。もちろん、ポイントではなくマイルを貯めているという人もいるでしょうが、ここではポイントに絞って話を進めます。クレジットカードを利用すればその分ポイントが貯まることがわかっているのに、どのタイミングでポイントが付与されるのかは疑問だと思っている人も多いのではないでしょうか。

家電量販店やスーパーなどで使えるポイント専用カードの場合、商品を購入したらすぐにポイントが反映され、次回の買い物で使えるというケースがほとんどです。それに対して、クレジットカードのポイントはいつから使えるようになるのかがわかりにくく、ポイントで買い物するつもりでいたのに使えなかったということもあります。これは、クレジットカード決済の場合、実際の買い物と支払いのタイミングがずれていることが関係しています。

クレジットカードのポイントは、原則として利用額が口座から引き落とされた後に反映されます。明細書にポイントが記載されていても、口座から引き落としが完了するまでは付与が予定されているポイントにすぎません。なぜなら、口座の残高が足りなくて利用金額を引き落とせないという可能性もあるからです。ですから、ポイント利用が可能になるのも付与されたポイントが反映されてからになります。

確定はクレジットカードの利用時が基本

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クレジットカードのポイントが付与されるのは支払いの後だと前の段落で述べました。しかし、どれだけのポイントが付与されるかが確定されるのは、基本的にクレジットカードを利用した時点です。ですから、クレジットカード決済した後にクレジットカードのポイント還元率が変わったとしても、決済時の割合でポイントが付与されます。

ただし、インターネット通販などでクレジットカードを利用する場合は、少し確定のタイミングがずれることもあります。インターネット通販では、クレジットカード決済を選択した時点が決済時とはならないケースもあるからです。例えば、購入するつもりの商品に在庫がなく、店舗がメーカーから取り寄せた後発送するという場合、発注をかけたもののメーカーにも在庫がなく、最終的に発送できないという可能性もあります。もしも先にポイントを確定してしまうと、そのような場合は一度確定したポイントを取り消さなければならなくなってしまいます。そのため、確実に手配できるようになった時点でクレジットカード決済が実行され、ポイントも確定することになります。

キャンペーンやボーナスによるポイントの注意点

クレジットカードでは、通常よりも多くのポイントが付くキャンペーンが行われることがしばしばあります。指定の店舗を利用したり特定の商品を購入したりすることを条件に、ボーナスポイントが加算されるケースもよくあります。しかし、そのようなキャンペーンポイントやボーナスポイントは、通常よりも遅れて付与されるのが普通です。なかには数カ月遅れの付与になるケースもあります。

買い物やサービス利用をすれば、前もって予定されていた割合で確実にポイント付与される通常ポイントとは異なり、キャンペーンポイントやボーナスポイントは発生する条件が異なります。一定の条件を満たしていることがポイント付与の条件になっているため、条件が満たされていない場合はポイントを付与できません。そのため、条件が満たされているかどうかの確認作業が必要です。確定まで時間がかかるため、ポイント付与のタイミングも遅れるケースがほとんどなのです。

ただし、前年度の買い物金額に応じてボーナスポイントが付与されるような場合は、前年度の買い物金額が確定した時点でどれだけのボーナスポイントが付与されるかが決まります。そのため、累計期間が終わったらすぐに付与されることが多いようです。

ポイントの付与条件もチェックしておこう

クレジットカードによってポイント付与の条件が異なるので、クレジットカード選びの段階でしっかり確認することが重要です。例えば、100円につき1ポイントという割合でポイントが付くカードでも、1回の買い物金額100円ごとに1ポイント付く場合と、1カ月の累計利用額をベースに計算するものとでは、付与されるポイントが大きく異なります。

1回2,999円の買い物を毎日する場合、30日間の累計利用額は8万9,970円です。1回の買い物100円につき1ポイント付く場合は29ポイントの30日分で870ポイントですが、1カ月の累計利用額100円につき1ポイントが付く場合は899ポイントと、利用金額は同じなのにポイントが29ポイント余分に付きます。

また、同じポイント還元率1%のカードでも、100円につき1ポイントと1,000円につき10ポイントの場合では、ポイントの計算条件次第で付与されるポイントが大きく違ってきます。先ほどの例を1,000円につき10ポイントにして計算してみると、1回の買い物ごとにポイントが付く場合は、20ポイントの30日分で600ポイントなのに対して、1カ月の累計利用額がベースになるときは890ポイントです。1カ月ベースではあまり差がありませんが、買い物1回ごとの場合は100円につき1ポイントのほうが断然得だということが一目でわかります。

自分がクレジットカードでどのようなものを購入するか、利用頻度はどれくらいかといった点で条件がプラスにもマイナスにもなりますから、自分の利用方法に適した付与条件のクレジットカードを選ぶことが大事です。

ポイントプログラムを理解して計画的に

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どのクレジットカードにも利用金額に応じたポイントプログラムがありますが、その内容はクレジットカードごとに異なります。同じクレジットカード会社のクレジットカードでも、種類が異なればポイント付与のタイミングや付与の条件が違ってきます。クレジットカードの利用金額に応じて付与されるポイントは、少額でも商品の値引きと同じ性格を持ったものです。ちりも積もれば山となりますから、たかがポイントなどとは侮ってはいけません。クレジットカードを比較している段階で、ポイントプログラムの内容を正しく理解し、いくらの買い物をしたらどれだけのポイントが付与されるのかをシミュレーションすることが重要です。

同じ金額の買い物をしたとしても、ポイント付与の条件が異なると、付与されるポイントにも歴然とした差が生じてしまいます。せっかく利用金額に応じてポイントが付くのですから、できる限り多くのポイントが付くように工夫をしましょう。ポイントプログラムを熟知すれば、どのような利用の仕方をすればポイントをより多く貯められるかが見えてきます。ポイント付与のタイミングと付与条件をしっかりと理解して、ポイントプログラムを有効活用していきましょう。