リボ専用クレジットカードとは

人気を集めているカードのなかには、リボ払い専用クレジットカードがあります。しかし、大きなメリットがあるから人気なのだとは言い切れない部分もあるカードです。なぜなら、リボ専用カードを持って使っている人のなかには、自分が持っているカードをリボ払い専用のカードだとは知らない人も多いからです。なかにはリボ専用クレジットカードというものが世の中にあることすら知らないまま使っているケースもあります。リボ払い専用カードは、一般のクレジットカードとは支払い方法が違うカードです。その特徴を知らずに使っていると危険ですから、まずはリボ専用クレジットカードとはどんなものなのかというところからおさらいしておきましょう。

リボ専用クレジットカードとは、そのカードを使って買い物をした場合、原則的にリボ払いでの支払いになるカードです。お店で買い物をするときに「一括払いで」と一言添えても、支払いのときには自動的にリボ払いになるのですから、それを知らずに使っていると大変なことになってしまいます。リボ払い専用カードは、一般カードと比べるとポイント還元率が高いという点が特徴ですから、一見とても魅力的です。しかし、リボ専用カードであることを知らずに利用したり、リボ専用カードの特徴を理解せずに使ったりしていると、知らないうちにとんでもない金額の借金を背負ってしまうこともあり得ます。

大々的にリボ専用を謳っていないカードもある

自分が作ったクレジットカードが、リボ専用カードであることを知らないまま利用している人が多いというのには理由があります。実は、リボ専用カードのなかには大々的にリボ専用を謳っていないカードがたくさんあるからです。なかにはホームページにもパンフレットにもリボ専用という記載が小さくしか書かれていないものもあります。そのため、通常のカードと見間違えてしまうケースが多いのです。

クレジットカードを作る際、カードの主な特徴やポイント還元率などだけを見て決めてしまう人が少なくありません。そのような人が多いことを見越して、リボ専用カードであることをわかりにくくしているクレジットカード会社もあるということです。もちろん、リボ専用であることがどこにも書かれていなければ詐欺になりますが、その辺はクレジットカード会社も抜かりはありません。支払い方法の欄など、注意して読めばわかるところにリボ専用であることがきちんと書かれています。そのため、後でリボ専用であることを知らなかったといっても通らないということになります。

コンビニ専用のクレジットカードなどにもリボ専用のカードがあります。普段よく利用するからポイントがたくさん貯まって良さそうだという軽い気持ちで作ってみたら、リボ専用であることに気づいて驚いたということもよくあります。

知らずに使っていると返済総額が膨らんでいく

リボ払いとは、利用額に関わらず毎月の支払額が固定されている支払い方法です。例えば、支払額を毎月5万円に設定しておけば、いくら買い物をしたかに関わらず支払額は5万円と金利手数料です。5万円の買い物をしても、10万円の買い物をしても30万円の買い物をしても翌月の支払いは5万円ですが、10万円、30万円の買い物をしたときには支払いが先延ばしされているだけということを忘れてはいけません。買ったものの代金が完済されるまで金利手数料はかかるわけですから、上記の設定金額の場合には10万円だと2カ月分、30万円だと6カ月分金利手数料がかかります。

しかも、リボ払いの怖いところは同時に複数のリボ払いができてしまうという点です。5万円払えば良いだけだと思って複数のリボ払いをしてしまうと、いつまで経っても支払いが終わりません。次の月も、その次の月もリボ払いを組み続けると、何年も先まで支払いを続けなければならなくなります。金利が付いた状態で支払いを先延ばしするのですから、気付いたときには返済不可能な金額に達してしまう可能性もあります。

リボ専用が人気の秘密

世の中には「リボ払いは怖い」「わざわざリボ払いするメリットはない」と思っている人が多いにも関わらず、リボ専用のクレジットカードは人気です。リボ専用であることを知らずに使っている人がいることは確かですが、しかし全員がそうというわけではありません。リボ専用カードは通常のクレジットカードよりもポイント還元率が高く、リボ専用カードをあえて一括払いで使うことでより多くのポイントを手に入れることができるからです。

もちろん、リボ払い専用のカードですから通常のカードと同じ使い方をしたのでは全額一括払いはできません。店舗で「一括払いで」と言っても自動的にリボ払いになるようなカードです。しかし、月額の金額設定を工夫し、所定の期間にwebか電話で全額一括にすることを申告すれば、金利手数料を発生させることなく高い還元率で利用することができます。リボ専用カードのユーザーには、リボ払い専用であることに気付かずに使って大変なことになっている人がいる一方で、裏技を駆使して通常よりも高い還元率でお得に使っている人もいるのです。

特別な理由がないのであれば基本はいらない

クレジットカードを作る際、あえて一括払いをして高いポイント還元率を狙うというのでなければ、基本的にリボ専用クレジットカードを作る意味はありません。リボ払い自体、きちんと理解して計画的に利用しなければ、金利手数料が膨らんで大変なことになりかねない支払い方法です。計画性のない人が行うと、どんどん利息が膨らんで返せなくなってしまうこともあるのですから、安易にリボ払いはしないほうが安心です。

まだ一般カードであれば、リボ払いになるのは自分からリボ払いにしたいと申告した買い物だけです。しかし、リボ専用カードは店頭で「一括払いにしたい」と申告したものさえリボ払いになってしまいます。ユーザーにとってリボ払いは得が少ないのに、自動的にリボ払いになってしまうカードを持つことにほとんど得はないといえます。

所定の期間に自分から電話やwebで一括払いにすることを申告しなければなりませんし、その申告自体、毎月の固定金額を超えたときに行うものですから、固定する設定金額にも工夫が必要です。月々の設定金額を工夫して加入し、毎月自動的にリボ払いになるのを解除する作用を続けられるという人でなければ、基本的に持つのは控えたほうがいいでしょう。