リボ払いと分割払いの違いをおさらい

クレジットカード利用者のなかには、「リボ払いは危険だ」と思い込んでいる人がいるようです。しかし、本当はリボ払いが危ないのではありません。リボ払いの特徴を正しく理解しないで利用することでリスクを大きくしているだけです。特徴を正しく理解したうえでリボ払いを使えばリスクを最小限にできるため、メリットの部分を十分に引き出せるようになります。もしもリボ払いと分割払いが同じだと思って利用しているとしたら、その時点でリスクを大きくしてしまっています。リボ払いと分割払いの違いから、きちんと理解しておきましょう。

まず、昔からある分割払いのほうですが、商品代金を決まった回数で分割して支払うという支払い方法です。例えば、10万円の商品を5回の分割払いにした場合は、1回あたり2万円と金利を分割した金額を払うことになります。ですから、分割回数を増やすと1回あたりの金額は小さくなります。分割回数は自由に決められるわけではなく、あらかじめ決められているなかから希望の回数を選択して分割するという形です。

一方、リボ払いは支払いの回数を設定するのではなく、1回あたりの支払金額を固定する支払い方法です。月々1万円の支払いに固定した場合、10万円の商品の支払いには10回かかり、そのなかで金利を支払うことになります。2万円に固定すれば5回、10万円に固定すれば1回で支払えます。3万円の品物を2万円固定のリボ払いで支払う場合には、1回目で2万と金利、2回目で残りの1万円と金利を支払うという形になります。つまり、分割払いは支払回数がベースに、リボ払いは毎月の支払い額がベースになっているという点が大きく異なるわけです。

リボ払いの金利計算方法

リボ払いが怖いというイメージは、金利がどれくらいになるのかがわからないことが原因かもしれません。それなら簡単な方法で計算できるので、次の計算式に当てはめて計算してみましょう。
「金利手数料=返済額×年利(%)÷100÷365×借りていた日数」
2017年12月現在、どのクレジットカードもリボ払い手数料は年利15%で共通しているので、年利15%として計算します。10万円の商品を購入したら金利手数料がいくらになるのかを考えます。

ここでポイントになるのが、毎月の支払額の設定金額をいくらにするかです。1万円なら返済するのに10カ月(304日)かかりますが、2万円なら5カ月(152日)、5万円なら2カ月(61日)です。それぞれ上の計算式に当てはめて計算すると、1万円に固定した場合の金利手数料は1万2,493円、2万円に固定した場合は6,246円、5万円に固定した場合は2,506円となります。1万円に固定すると、固定した支払金額を上回る金利手数料を支払わなければならないので、無理のない範囲で月々の支払額を高く固定し、早く完済できるようにしたほうが良いということがわかります。

リボ払いにもいくつかの種類がある

リボ払いは返済方式の違いによって定額リボルビング払い定率リボルビングに分けられます。リボ払いは原則的に返済額を固定しているという説明をしてきましたが、返済率を固定する方法もあります。例えば、10万円の品物を1万円の定額リボルビング払いにすると、1回目の残高は9万円、2回目の残高は8万円、3回目の残高は7万円と、残高は一定の減り方をします。

しかし、5%の定率リボ払いにすると、1回目の残高は9万5,000円、2回目の残高は9万250円、3回目の残高は8万5,737円と減り方が一定になりません。購入する商品の金額によっては、1回あたりの返済額や返済率の設定を間違えると元本がなかなか減らず、完済まで時間がかかってしまいます。ですから、リボ払いを利用する前に、どのような設定にすれば無理のない範囲でスピーディーに支払いができるかを十分に考えることが大事です。

特に、残高スライド元利定額リボルビング払いや残高スライド元利定率リボルビング払いは、借入残高に応じて返済額や返済率が変わります。借入金の残高が多いうちは返済額も多く、減ってくると返済額も減るので、一見返しやすそうに感じられますが、残高が多いうちはなかなか元金が減りません。返済方式次第で、トータルで支払う金額が大きく変わってくるため、事前のシミュレーションはしっかり行ってから利用することが大事です。

支払方法は色々あるが選べるわけではない

ここまで、リボ払いにはさまざまな支払い方法があることを解説してきました。しかし、ここで注意したいのが、自分で自由に支払い方法を選べるわけではないということです。たくさんある支払い方法のなかから、いつでも自由に好きな支払い方法を選べるわけではありません。リボ払いできるクレジットカードを選んだ時点で、すでに支払い方法が決まっています。つまり、リボ払い用のクレジットカードを作ってからでは、自分で支払い方法を選べないということです。ですから、クレジットカード選びをする段階で、リボ払いについての基礎知識が必要になります。

クレジットカードを検討する際は、ショッピング利用で付与されるポイントなどを中心に検討しがちですが、リボ払いを利用する予定があるならリボ払いをした際のシミュレーションもしっかり行うことが大事です。リボ払いは支払い方法によって差が出るので、クレジットカードごとの違いを比較してから選ぶことをおすすめします。

計画的に使える人のみ使うようにしよう

リボ払いの利用で借金地獄になったというような話がたまに聞かれます。そのため、リボ払いが怖いというイメージを持つ人が少なくありません。しかし、リボ払い自体に問題があるわけではありません。計画的に利用すれば、便利な支払い方法の一つです。では、なぜ借金地獄などという話が出てくるのでしょうか。それは、計画的に利用できない人がリボ払いを利用してしまったためです。リボ払いは、原則的に毎月の支払額が一定です。そのため、高い買い物をしても月々の負担が少なくて済みます。

しかし、計画性のない人は高い買い物をしても支払いが猶予されているだけだという感覚を失ってしまうことがあります。複数のリボ払いを同時期に行うと、毎月返済する額は少なくても、返済がどんどん先送りされていき、金利手数料の額も増えてしまい、結果的に借金地獄に陥る形になります。リボ払いは同時に複数行わないこと、常時リボ払いするような形にしないことなど、計画的に返済できる人だけが利用するのが望ましい支払い方法です。計画的に利用する自信がないなら、リボ払い以外の方法を選びましょう。

代表的なリボ払い専用カード

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