クレジットカード番号に隠された興味深い秘密に迫る!

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クレジットカード番号はどこに記載されている?

クレジットカードを初めて手に入れた時、カードにたくさんの数字や文字が書いてあるため、どれが大切な番号なのかが分からないことがあるかもしれません。インターネット上での買い物などで必ず記入を促されるカード番号は、カード表側の中央に印刷されている14〜16桁の数字です。数字は主に3つか4つ、場合によっては5つごとにグループ分けされており、初めの4つの数字の後スペースがあります。その後のグループの数字の数は、各国際ブランドによって異なります。

その他に書かれている数字はクレジットカードの有効期限で、文字は自分の氏名やカード会社、国際ブランドの名前です。カード裏面に書かれている数字はセキュリティコードと呼ばれる不正使用防止のための数字なので、カード番号ではありません。

※参考:『安心してクレジットライフが満喫するために!セキュリティコード豆知識

クレジットカード番号が持つ隠された情報とは

カード番号は、一見すると、ただの数字の羅列に見え、暗証番号のように個人情報を保護する意味で長い番号にしているかのように思うかもしれません。しかし、実はこの数字の中には多くの情報が隠されています。商品についているバーコードと同じように、数字を見ただけで、このクレジットカードはどこの国際ブランドで何系列が発行したものなのかが分かる仕組みになっているのです。

まず挙げられるのは、そのクレジットカードがどこの産業から発行されたものかを知るための産業種別を判断するための数字です。これはカード番号の初めの1桁で表され、MII:主要産業識別子とも呼ばれています。数字は0〜9まであり、空港関連系、銀行・金融関連系などそれぞれに異なる産業を表しています。また、VISAなのかMasterCardなのかという国際ブランドも分かるため、初めの1桁はクレジットカードにとって、とても重要といえます。

0から始まるクレジットカードは国際ブランドではないことを表しています。国際ブランドではないので、VISAやMasterCard、JCBといったロゴがカード表面についておらず、そのクレジットカードは海外及びそのカードと提携している単独のお店以外で使用することはできません。クレジットカードの良さを100%活用できているとはいい難いため、最近では順次国際ブランドと提携するようになり、0番代の番号を見かけることは少なくなりました。

クレジットカード番号の1〜6桁目は発行者識別番号と呼ばれています。これにより、クレジットカードの種類やどこが発行したものかが分かるようになっています。同じカード会社が発行したものでも、国際ブランドが違うなら番号が変わってきます。また、7桁目から最後の2番目までの数字が私たちに割り当てられた個別のカード番号となり、これによって、クレジットカードに個性が生まれます。クレジットカードの番号は人に知られると悪用される可能性があるため、他人には絶対に知られないようにしましょう。個別番号は世界に1つだけの自分の番号となっています。

1番最後の数字は、チェックデジットやチェックサムと呼ばれる、カード番号が正しいものかをチェックするための数字です。チェックデジットには悪用を防ぐために設けられた数字であり、研究から生まれた不正防止のためのものなので、これがある限り私たちは安心してクレジットカードが使用できることになります。

発行される国際ブランドによって番号の桁数が違う?!

クレジットカードといっても、様々な種類のカードがあります。特に国際ブランドはそのカードを特徴づける役割を果たしているため、各カードの国際ブランドによって番号の桁数が変わることがあります。複数枚クレジットカードを持っている人は勘違いしないように気をつけましょう。VISAやMasterCard、JCBなど私たちに馴染みがある多くの国際ブランドの場合は16桁ですが、Diners Club Internationalで14桁、American Expressで15桁となっています。

以前はVISAカードで13桁というものがありましたが、現在ではなくなったものと推測されています。クレジットカードのカード番号は数字の内容だけではなく、数字の数によっても識別が可能になるという特徴を持っています。これらの数字はLuhnアルゴリズムと呼ばれるチェックサム方式をとっており、うっかりミスでカード番号を打ち間違えた時も、1桁程度の間違いや隣り合う数字の順番を間違えた程度ならば検出できるという優れものです。

ほとんどの国際ブランドではLuhnアルゴリズム方式を採用していますが、稀にそうではないブランドもあります。中国銀聯 (China UnionPay)は、一般的なクレジットカード番号の桁数と同じ16桁制をとっていますが、別の方法を使ってカード番号を作っているようです。

カード番号の最初の1桁で国際ブランドがわかる!

カード番号の初めの1桁はMII:主要産業識別子ですが、それぞれの数字にはどのような意味があるのでしょうか。数字は0〜9までありますが、0はISO予約値、1〜2は空港関連及び将来発生されると予想される産業を表しています。次いで3は旅行・娯楽・銀行・金融関連、4〜5は銀行・金融関連、6は運輸・銀行・金融関連、7は石油関連、8はヘルスケア・医療・通信関連、9は国毎に割当可能な数字となっています。

もしもお手持ちのクレジットカードがあれば、初めの1桁がどの数字に当てはまっているか確認してみましょう。皆さんが持っているカードの番号は3〜5が最も多いと思われます。1桁目は主要産業を識別していると数字ではあるのですが、簡単にいうと国際ブランドごとによって数字が異なるため、JCBが3、VISAが4、MasterCardで5となっているのです。また、Diners ClubカードやAmerican ExpressカードでもJCBと同じく3を取っており、大雑把にいうと2大国際ブランドであるVISAが4、MasterCardが5で、その他の多くの国際ブランドが3となっています。

最初の6桁は発行会社を表す顔

初めの1桁を含む最初の6桁では、国際ブランドが分かるだけではなく、発行会社が分かる仕組みになっています。どういうことかというと、例えば、「4220 02」という数字は初めの1桁が4なので国際ブランドがVISAだとわかりますが、それ以外にも、このカードはライフカードが発行したものだということを表しています。国際ブランドが変われば数字も変わるので、同じ発行元であったとしても、ライフカードのMasterCardでは「5452 85」と数字が大きく異なります。

最初の6桁で発行会社がわかる仕組みは、桁数が15や14というDinars ClubやAmerican Expressカードでも同様で、どこの国際ブランドやクレジットカード会社から発行されたものでも、例外なく最初の6桁は国際ブランドと発行会社を表しているようです。ただし、国際ブランドと発行元が同じなら、カードの特徴が異なるものでも同じ6桁の番号を取ることがあります。ライフカードを再び例に挙げると、通常のライフMasterCardでは「5452 85」ですが、Life 踊る大走査線 マスターカードやLife AOYAMA CARDでも同じく「5452 85」からカード番号が始まっています。

1〜2で始まる番号のカードは特殊!

カード番号初めの1桁である1〜2は、国際ブランドとの提携カードではなく、発行会社が単独で発行しているカードを表しています。以前は、Edyやプロパーカードに使われていましたが、現在Edyは楽天Edyに統合されており、また、プロパーカードは国際ブランドとの提携カードに変わったので、現在は見かけることができません。

また、主要な13の航空会社が法人向けに出資している旅行代金決済ネットワークであるUATPと呼ばれるUniversal Air Travel Planは、チャージ式のクレジットカードを発行しています。UATPのカード番号の初めの1桁は1なので、1ナンバーのカードを見る機会はあるかもしれません。UATPはPayPalなどの決済サービスと提携しているため、特定の人にとっては身近な存在です。

日本ではUATPに日本航空が加盟していますが、その他にもルフトハンザドイツ航空やデルタ航空など、世界各国のUATP株主である航空会社が加わっています。法人限定で、しかも法人と旅行代理店と航空会社で行われる航空券やホテル、レンタカーなどのやりとりでのみ使用されるので、一般の人には馴染みがないかもしれません。いずれにせよ1〜2ナンバーのクレジットカードは特殊であることを覚えておきましょう。

3〜5ナンバーが最も一般的

今手元にあるクレジットカードのほとんどが3〜5で始まっていると思われます。これは、身近にあるほとんどの国際ブランドが3〜5ナンバーのカードを発行しているためです。VISAで4、MasterCardで5となっていますが、JCB、Diners Club、American Expressでは3から始まっています。混乱を避けるため、JCBでは3528-3589、Diners Clubは3095、36、38-39など、American Expressの場合は34と37など、1桁だけではなく数桁の番号を取ってそれぞれの国際ブランドを表現しています。

一方で、中国銀聯 (China UnionPay)やアメリカのDiscover Cardでは6ナンバーを取っています。これらの国際ブランドはまだまだ知名度が低いですが、今後人に知れ渡るようになり、これらのカードを持つ人も多くなるかもしれません。その時は3〜5ナンバーだけではなく、6ナンバーもクレジットカードとして一般的になる日が来るのではないでしょうか。今のところVISAとMasterCardのクレジットカードの会員数は合計でおよそ8割のシェアを占めていますが、銀聯カードの保有率は単独で12%ほどと規模を拡大してきています。

簡単に計算できる?!クレジットカード番号が正しいかどうか見極める方法

自分が手にしているクレジットカードはきちんとした番号を持っている正式のカードなのかどうかを知る手段があります。簡単な足し算と掛け算で行えるので、暇な時間にカードに対して不安がある人は試してみると良いでしょう。用意するものはクレジットカードだけで大丈夫です。

まず、カード番号の1桁目、3桁目といった奇数桁の数字に2をかけて2倍にします。6かける2で12など、10以上の数字になってしまったら9を引いて3などの1桁の数字に置き換えます。全ての奇数桁の数字を変換したら、14〜16桁全ての数字を足していきます。数字の合計が10、20、30などの10の倍数であれば正しいカード番号となり、そうでなければ不正カードを持っていることになります。

慣れないと少し複雑な計算に感じ時間がかかってしまいますが、合計した数字の下1桁がとにかく0であれば良いので、気楽に計算をしてみましょう。暗算を間違えると0にはならないので、不正カードなのかとパニックになってしまう恐れがあります。計算に自信がない人は電卓や計算機アプリを使って正しい数字を導き出すような工夫をしてみると良いかもしれません。

クレジットカードの不正利用対策

クレジットカードが不正利用されてしまうと、カード会社からの保障があるものの、手続きが面倒ですし、何よりもカードを使うことが今後怖くなってしまいます。カードライフを充実させるためにも、極力不正利用のトラブルに巻き込まれないように気をつけることが大切です。そのため、会計時などクレジットカードを誰かに手渡した後には紹介した計算方法できちんとカードが手元に戻ってきたかを確かめることが大切です。

また、クレジットカードの裏面にセキュリティコードが記載されているものもあり、オンライン上でのショッピングを安全にするために大変役に立ちます。カードによってはコードがないものもあるので、カードを作る時はセキュリティコードがあるものを選ぶようにしましょう。

※参考:『慌てないで!クレジットカードが不正利用されたときの対処法

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