ゴールドカードに付帯する一般的なサービス

クレジットカードをよく利用する人なら、カード会社から上位カードへの切り替えをすすめる案内が届いたことがあるでしょう。ゴールドカードは一般カードよりも年会費が高いものの、サービスが充実しているのでゴールドカードにしたほうが良いのでは?と考えたことのある人もいるのではないでしょうか。今回は、ゴールドカードの一般的なサービスや年会費、切り替え時の注意点について解説します。

各社違いはあるものの、ゴールドカードのメリットは大まかに次のようなものにまとめることができます。1つ目は、空港ラウンジを無料で利用できること。空港ラウンジは、飛行機を利用するときは空港へ早めに到着するので、いつも搭乗時間まで余裕があるという人にぴったりのサービスです。そこでは、飲み物や一部のアルコール、軽食などを無料で楽しむことができます。雑誌や新聞も置いてあります。テーブル付きの椅子と、充電コンセントもあるので、ちょっとした仕事をすることも可能です。空港ラウンジの利用回数に制限はありません。一般の人は、1回の利用につき1,500円程度かかることを考えると、空港ラウンジを無料で利用できるのは経済的にも大きなメリットになるはずです。特に飛行機をよく利用する人にとっては、魅力的なサービスでしょう。

2つ目は、ショッピングの補償サービスです。カード会社によって名称は異なりますが、カードで購入した商品が壊れたり、盗難や火災などの事故に遭って損害を被ったりしたときに補償される保険です。海外ショッピングだけでなく、国内ショッピングでもカードを利用して一定の期間内に事故が発生した場合に補償を受けることができるものもあります。自動車、自転車、船舶などの動産や食品、動植物など対象外となるものもあります。一方、一部スマートフォンに対しての補償を受けられるカードも存在します。そうしたカードがあれば、スマートフォン用の保険に入る必要がなくなるのが利点です。

ゴールドカードの保険には、物に対する補償だけでなく人に対する補償もあります。旅行傷害保険は、国内外の旅行時のトラブルに対応してくれる心強い味方です。旅先でケガをして医療機関にかかった場合や、家族を呼び寄せる際の費用を補償してくれます。カード付帯保険があれば、旅行のたびに保険へ加入する必要はありません。ただし、カードによっては航空代金などの旅行代金を支払っていることが補償の条件になっているものもあります。

3つ目のメリットは一般カードよりもポイントを貯めやすいことです。一般カードとゴールドカードでは、ポイント付与率が10倍違うこともあります。10倍も付与率が違えば、会費を払ってもお得になるケースも多いため、ポイント重視の人はゴールドカードに切り替えるメリットがあるといえます。

年会費分の元を取ろうとする場合は人による

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ゴールドカードのデメリットは、一般カードよりも保有コストがかかるということです。多くのゴールドカードでは1万円から数万円の年会費がかかります。どれほどサービスの内容が魅力的に見えても、自分がそのサービスを享受する機会がどれほどあるのかを考えてみる必要があるでしょう。空港ラウンジ無料の特典は、空港をあまり利用しない人にはほとんど意味のないものになってしまいます。そもそもクレジットカードの利用額が少ない人には、メリットは少ないでしょう。クレジットカードの利用目的や、ゴールドカードのサービス内容によって、年会費分の元が取れるかどうかは大きく変わってくるのです。

番号を引き継ぐことはできるのか?

携帯電話や公共料金などをクレジットカード払いにしている人は、番号や有効期限の引き継ぎができるかどうか、気になるポイントなのではないでしょうか。上位カードに切り替えた場合、原則番号の引き継ぎはできません。これまで使用していたカードとは別のカードになるということです。カード会社によっては特にユーザーが手続きをしなくても、自動的に切り替えをしてくれるところもありますが、なかには手続きが必要なものもあります。うっかりしていると引き落としができずに延滞料をとられたり、電気やガスが使用できなくなってしまったりすることも考えられるので注意してください。継続的に引き落としをしているものがあれば、切り替え前に一度確認しておきましょう。

また、インターネットで航空券や鉄道の支払いを切り替え前のカードで行っていた場合には、発行の際にそのカードが必要です。新しいカードが手元に届いても、古いカードを破棄してしまうことのないようにしましょう。

一方、切り替えをしてもこれまでに貯めていたポイントの残高や利用残高はそのまま引き継がれます。利用残高とは、切り替え前のカードで決済して支払いが完了していない未払い金のことです。新しいカードに切り替わっても、利用は計画的に行いましょう。

ゴールドの審査申込み前に通過するか判断する方法

ゴールドカードへの切り替え審査が通過するかどうかを判断する一つの方法に、総利用枠を見るという方法があります。総利用枠は、ユーザーのクレジットヒストリーや資産状況に応じて設定は異なり、三井住友VISAカードの場合の総利用枠は70万円から120万円の範囲です。現在の総利用枠がその範囲内でゴールドカードの発行基準内にあれば、切り替え審査は問題なく通過できると考えていいでしょう。ゴールドカードというと、発行難易度が高いイメージがあるかもしれませんが、それほど難しいことはありません。会社員として勤めており、毎月一定金額の利用がある人にとっては作りやすいでしょう。ただし、未払い金がリボ払いで利用枠の天井に迫る金額が残っている場合は、その限りではありません。

ステータス性を求めている場合はおすすめ

ゴールドカードは冒頭に紹介したようなサービスに加え、ステータス性が高いものです。一般カードよりも年会費が高いのはネックですが、使い方次第ではそれを十分カバーできるほどのメリットがあります。

使い方やサービス内容、年会費のバランスを考えると、人によってはゴールドカードよりもさらに上位カードのプラチナカードを持ったほうがお得になることもあります。年会費として数万円かかっても問題ないという人であれば、上位カードへの切り替えを検討してみてもいいかもしれません。カードをたくさん利用してインビテーションを獲得しましょう。