クレジットカードが使えなくなった!

目次

有効期限が切れている

クレジットカードが使えなくなっていたら、有効期限を確認してみましょう。有効期限は、クレジットカードの表面にあるカード番号の下に位置し、「VALID THRU」もしくは、「GOOD THRU」という表記があるところに並ぶ数字です。意外と見落としがちなのがこの有効期限。有効期限が切れていることに気が付かない理由は、表記方法の特殊さにあると言えるかもしれません。クレジットカードの有効期限は「月/西暦下二桁」の順で刻印してあります。つまり、2016年8月までが有効期限として設定されている場合、「08/16」という表記になるのです。

日本語で日時を表すときには「西暦・月・日」という順番が一般的ですが、クレジットカードの表記はこの順番ではないため、有効期限を誤解してしまうこともあろいます。有効期限間近になると、与信に問題がなく、所有者本人から更新しない旨の連絡がない限りは、クレジットカード会社から新しいカードが送られてきます。ちなみにこの更新時のチェックを「途上与信」と呼び、それまでの支払い状況に頻繁に遅れや他社への延滞がないかどうか等を「信用情報機関」へ問い合わせる処理を指します。

この途上与信で問題があれば、有効期限を過ぎてもクレジットカードの更新を拒否されてしまうため、普段から延滞などがおこらないように注意しておきましょう。さらに、クレジットカードを作成した時点と住所が異なる時も注意が必要です。転勤や引っ越しなどでカード会社へ登録してある住所と現住所が異なる場合は、事前に連絡してください。有効期限を過ぎても新しいカードが手元に届かず、不利益を被ることが無いよう、支払い状況のチェックや個人情報の管理をしておきましょう。

参考:『クレジットカードの有効期限が切れたらどうする?更新手続きまで詳しくご紹介

利用限度額のオーバー

クレジットカードには「利用限度額」が設定されており、利用限度額をオーバーした時点でクレジットカード機能が停止されてしまいます。利用限度額はクレジットカード作成時に決定されるものです。利用可能額や利用可能枠ともいわれ、クレジットカードを利用した金額が利用限度額を超過した時点で使えなくなります。ただし、クレジットカード会社へ利用分の支払いをしっかり行っていれば、支払った額のクレジットカード利用可能枠が回復するという仕組みです。

一般的に、公共料金や携帯電話料金の支払いをメインにクレジットカードを利用している場合、利用限度額を超えることは稀です。しかし、高額な商品をリボルビング払いで複数回購入したり、海外旅行などで一時的に利用金額が大きくなったりする場合には、注意が必要です。特にリボルビング払いを頻繁に使用した場合、毎月の支払額が少ないため、利用可能枠が回復するスピードが遅くなります。その結果、利用限度額オーバーに陥ってしまうのです。

リボルビング払いは高額な商品でも毎月少額の負担で購入できる便利な機能ですが、クレジットカードの利用限度額をオーバーする原因になりがちですので、しっかりと計画を立てて使うようにしてください。仮にリボルビング払いが影響して利用限度額が圧迫されている場合は、繰り上げ返済などで対応し、枠を確保しましょう。また、リボルビング払いは金利手数料が高い傾向にあり、決して経済的とは言えない機能ですので、できるだけ一括払いで対応することをおすすめします。

高額商品の購入

有効期限も切れておらず、利用限度額にも余裕があるのにクレジットカードが利用できなくなった経験はありませんか?実はそれまでしっかりとクレジットカードを使用していても、高額商品の購入によってクレジットカードが停止されてしまうことがあるのです。これはクレジットカード会社が不正利用を防止するために実施している対策の一つで、それまでの利用であまり高額な商品を購入していない場合、急に高額商品を購入してしまうと不自然な利用と判断され、「フロアリミット(1回の取引限度額)」に抵触してしまうのです。

このフロアリミットはクレジットカード会社が一律で設定している場合もあれば、利用履歴から判断する場合もあります。また、金額だけではなく、購入した地域が通常利用されている地域と大きく異なる場合も、注意が必要です。クレジットカードの不正利用による被害は後を絶たず、クレジットカード会社は不正利用の検知と撲滅に力を注いでいます。高額商品の購入によるクレジットカード一時停止処置は、防犯上の理由から設けられている制度なのです。

ちなみに高額商品の購入でクレジットカードが停止されることがあっても、クレジットカード会社に連絡し、不正利用の疑いがないと判断されれば問題なく商品を購入することが可能です。また、高額商品の購入する予定があり、購入店舗や大まかな日時、品目などが判明していれば、事前にカード会社に連絡しておくことでクレジットカードの利用停止を免れる場合があります。普段は公共料金の支払いにのみ使用しているカードで家電製品などを購入する場合は、クレジットカード会社に連絡しておくことでスムーズに買い物ができます。

支払遅延

当然のことですが、クレジットカード会社への支払遅延がある場合、クレジットカードの利用が不可能になります。クレジットカード会社への支払は毎月の口座振替で行われますので、引き落とし日に口座残高が不足しないよう、十分に注意しておきましょう。万が一支払遅延の状態が長く続くと延滞扱いとなり、個人の信用情報に傷がついてしまうことになります。一度信用情報機関に登録されたネガティブ情報は、5年から10年程度残ってしまうこともあり、ネガティブ情報が残っている状態では新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりといったことが難しくなるのです。

また、頻繁に支払遅延が発生しているとクレジットカード会社にマイナスの印象を与えてしまい、有効期限間近の途上与信にも悪影響を与えることになりますので、しっかり支払うようにしましょう。前述したように、途上与信で問題があると判断されれば、クレジットカードの有効期限が更新されずに、クレジットカードそのものを失ってしまうことになりかねません。支払遅延の状態が続いているにもかかわらず、支払の目途が立たないという場合は、クレジットカード会社に連絡して、少額の支払いで対応可能かを相談してみてください。

ここで注意したいのは、支払額や口座残高をしっかり把握しているにもかかわらず遅延が発生した場合です。この場合、自分以外の第三者がクレジットカードを不正に利用し、引き落とし額が膨れ上がっている可能性が考えられます。クレジットカード会社に連絡して不自然な利用履歴がないかを確認してもらうようにしてください。

盗難届や紛失届け

これはかなり稀なケースですが、盗難届や紛失届が出ていることに気づかずにクレジットカードを利用し、停止されていることに気が付くことも考えられます。自分でクレジットカードを紛失したと思い込み、急いで紛失届を出したにもかかわらず、その事実をすっかり忘れているという可能性もあります。また、家族が何らかの事情で盗難届や紛失届を出している可能性もゼロではありません。クレジットカード会社は、クレジットカードの不正取得、不正利用の防止にはいち早く動きますので、盗難や紛失の連絡があった時点ですべての機能を停止させます。

また、本当に紛失や盗難に気づいた場合は、すぐに連絡することが大切です。クレジットカードはインターネット上で買い物をする場合、カードさえ手元にあればサイン無しですぐに決済が完了してしまいます。悪意をもった第三者が高額な商品を購入しないとも限りません。普段からクレジットカードはしっかり管理し、紛失や盗難があった場合にはすぐに対応できるようにしておきましょう。

さらに、盗難や紛失などで新しいカードを再発行してもらった時には、公共料金や電話料金など継続的な支払いを再度設定する必要があります。こちらも忘れないように手続きしておきましょう。

カード本体の異常

クレジットカードは磁気ストライプやICチップを搭載しており、これらを購入店舗の決済システムに通すことで決済されます。しかし、万が一カード本体に傷があったり、磁気ストライプやICチップが正常に読み込めなかったりすると、決済自体が通らずにクレジットカードが利用できません。特に磁気ストライプ部分の劣化による決済の不具合は、十分に起こり得ます。磁気ストライプは財布との摩擦や熱によって劣化が進みやすいのです。また、電子機器や金属に帯びている磁力の影響も受けてしまいますので、保管方法には注意が必要ですね。

例えば男性の場合、財布にクレジットカードをいれたまま、お尻のポケットに財布をしまうことがありますよね。その状態で動いたり椅子に座ったりという動きを繰り返すことで、クレジットカードの磁気部分は劣化が進んでしまいます。クレジットカードはカードケースなどで保護した上で、持ち歩くようにしてみてください。特に周囲の時期の影響を受けにくくなるレザーケースなどは、見た目にも高級感があっておすすめです。

また、万が一クレジットカード自体の異常でカードが使えなくなってしまった場合には、カード本体の再発行が必要になります。再発行までには2週間から1カ月を要する場合があり、その間クレジットカードが使えないことになります。あくまで過失によるカード本体劣化ですので、再発行には手数料が必要になります。手数料は数千円ではあるものの、無駄な出費になってしまいますよね。

参考:

このような無駄な出費を抑えるためにも、カードケースなどを上手に使って、カード本体の傷や劣化が発生しないよう工夫していきたいところです。

規則違反

クレジットカードの利用に重大な規約違反があった場合にも、利用停止処置がとられます。クレジットカード会社では、クレジットカードの利用方法などを定めた規約を設けており、その中で禁止されている行為が確認された場合は、クレジットカードの利用停止に踏み切る場合があるようです。では規約違反となる使い方とは、どんなものなのでしょうか。それは転売や買い取り業者を利用したクレジットカード利用可能枠の現金化です。

クレジットカードには「ショッピング利用可能枠」が設けられています。これは現金によるキャッシングは不可能なものの、ショッピングには利用可能な枠を指しています。このショッピング利用枠で、金券や各種チケットを購入し、それを買い取り業者に買い取ってもらうことで現金化するという手法が「クレジットカード利用可能枠の現金化」です。クレジットカードで出張や旅行に使う新幹線のチケットや、贈り物用のギフトカードを購入することもあります。このとき、一度に大量購入すると現金化を疑われる場合があります。

また、換金性が高い商品も現金化を疑われる場合があり、パソコンや貴金属などがこれに該当します。このように「小さくてかさばらず、換金性の高いもの」を複数購入する場合はクレジットカード会社が利用停止にすることがあり、これは現金化を防ぐための手段でもあるのです。仮に貴金属類や小型電子機器、チケットなどを購入するときは、あらかじめカード会社に連絡しておくと安心かもしれませんね。

さらに、カード所有者以外のカード利用も禁止されている場合がほとんどです。友人間の貸し借りはもちろんのこと、家族間でも原則として認められていません。家族にもカードを使わせたい場合は、家族会員制度のあるクレジットカードを申し込むのが無難と言えあす。これら「現金化」「本人以外への貸与」は、犯罪やトラブルの温床になりかねないため、禁止されているものです。規約違反行為としてクレジットカードが停止されることのないよう、規約を守った使い方を心がけましょう。

暗証番号が違う

クレジットカードが利用できなくなる原因として、暗証番号の間違いも考えられます。クレジットカードには磁気ストライプの他に、ICチップが内蔵されている場合があります。このようなICチップ内蔵型のクレジットカードを使って決済する場合、店側がICチップに対応するカードリーダーを通すことで決済処理を行いますが、その際にサインではなく暗証番号の入力を求められるのです。この暗証番号を一定回数間違えてしまうと、クレジットカードにロックがかかり、自動的にクレジットカードが停止されてしまいます。

ちなみに、2016年現在の状況を鑑みると、暗証番号を忘れてしまっていてもクレジットカードの利用は可能であると言えます。クレジットカードがICチップによる認証へ完全移行するための過渡期ですので、サインで対応できるケースが多いためです。ただし、自動券売機やチケット購入やATMによるキャッシングにおいては、暗証番号が必須になります。この場合、暗証番号を失念もしくは一定回数以上間違うとクレジットカードを利用することができません。暗証番号間違いによるロックがかかってしまった場合には、速やかにカード会社に連絡の上、ロック解除の依頼をかけてください。

また、暗証番号は、生年月日や電話番号、郵便番号などを含まないよう番号を設定しておくようにしましょう。このような個人情報を含む暗証番号を設定している場合、第三者が推測しやすい暗証番号であるとして、盗難やスキミングの被害に対する補てんを受けられない可能性があるからです。暗証番号はできるだけ規則性がなく個人情報を含まない数字を設定し、クレジットカードとは別の場所に保管しておくことをおすすめします。くれぐれも署名欄に暗証番号を記載してしまうといったことのないよう、注意してください。

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