海外で買い物や食事をするうえで両替した現地通貨で支払うのか、クレジットカードで支払うのとどちらがお得になるのかは気になるところですね。この記事では海外手数料とはどんなものなにかを解説し、海外手数料を加味してもクレジットカードでの支払いのほうがお得である理由について解説をしていきます。

クレジットカードの海外手数料って何?

クレジットカードの魅力は手元に現金がなくても後払いで買い物などができる点にあります。特に海外旅行や海外出張などで現地に滞在する場合、現地通貨を持っていなくても買い物ができるのは大きなメリットといえるでしょう。ただし、国内と海外ではクレジットカード決済で購入した場合の手数料の負担に違いがあります。国内で使用した場合は、翌月一括払いなどを選択すれば手数料の負担は発生しません。一方海外で利用した場合は為替差損益や海外手数料の負担が発生します。

海外手数料とは、海外でのカード決済の手数料として購入者がカード会社に支払う事務手数料のことです。一般的には購入額に対して一定率を乗じて計算されます。クレジットカードの種類にかかわらず海外手数料は発生しますが、手数料の水準は国際ブランドなどによって異なります。海外での買い物でクレジットカード決済を利用することによるメリットはいくつかあります。しかし、海外手数料を負担するデメリットもあることをよく理解したうえで使用することが大切です。

海外手数料の為替レートは国際ブランドで違う

クレジットカード決済で海外での買い物をした場合の請求額は、日本円換算の基準となる為替レートと海外手数料によって決まります。このうち基準となる為替レートについてはどのようなルールで決まるのか理解しておくことが大切です。基準のレートが決まるルールを理解するうえでのポイントは2つあります。1つは基準レートが決まるタイミング、もう1つは国際ブランドによる基準レートの違いです。

1つ目のポイントである基準となる為替レートが決まるタイミングは、クレジットカード会社が現地のショップなどから請求を受けた日です。現地で買い物をしたときの為替レートから現地のショップが請求を行う日までに円安が進めば為替差損を被ることになります。逆に円高が進めば為替差益が発生します。海外旅行中などにクレジットカード払いで買い物をした場合は為替変動リスクが生じる可能性があることを認識しておく必要があります。為替レートの動向を考慮しながらクレジットカード払いをするかどうかの判断をした方がよい場合もあるでしょう。

2つ目のポイントである国際ブランドによる適用レートの違いにも注意が必要です。一般的に5大国際ブランドといった場合は、VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS、Dinnersのことを指します。日本円の請求額確定に適用される為替レートはそれぞれ違った基準が設けられています。VISAはVisaインターナショナルのレート、MasterCardはMasterCardインターナショナルのレート、JCBはJCB所定のレート、AMERICAN EXPRESSは主要な外国為替相場情報からアメリカン・エキスプレスが選択した銀行間のレート、そしてDiners Clubは所定金融機関の為替相場とされています。それぞれ基準となる為替レートは公表されていますので比較できる状態になっています。

海外でクレジットカードを利用する予定がある人は、どのブランドのカードを作ると有利な為替レートの適用が受けられるかを研究しておくことも大切でしょう。

クレジットカードの海外手数料はどう計算するの?

クレジットカードの海外手数料負担がどの程度になるかについては自ら計算することも可能です。手数料の負担額があらかじめわかっていれば海外でクレジットカード払いを選択するかどうかの判断もしやすくなるでしょう。

海外手数料は、現地で購入した現地通貨ベースでの金額に基準となる為替レートを乗じたうえで一定率をかけて求めます。例えば、現地で100ドルの買い物をした場合において基準となる為替レートが1ドル100円、海外手数料が1.6%だったときは、100ドル×100円×1.6%で160円の手数料負担が発生することになります。

この手数料の水準は、クレジットカード会社ごとに定められています。料率は1.3%から2.5%の間で設定している会社が多いのですが、どのクレジットカード会社でカードを作るかによって手数料負担が変わってくる可能性があることは理解しておく必要があるでしょう。海外でのクレジットカード利用を検討している場合は、この手数料が安く設定されている会社が発行しているカードを作ることが大切なポイントといえるでしょう。

両替よりクレジットカード決済のほうがお得な理由

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海外で買い物をする場合、クレジットカード払いで購入する方法だけでなく外貨両替所で日本円を両替して現地通貨を手に入れてから購入する方法もあります。どちらを選択するかの判断要素は主に3つあります。1つ目は手数料コストの大小です。クレジットカードを利用して購入すると海外手数料の負担が発生しますが、両替所などで現地通貨を手に入れる場合よりも圧倒的にコスト負担は軽いのが一般的です。そのため、コストの面ではクレジットカード決済の方が有利だといえます。

2つ目の判断要素はポイント付与の有無です。両替の場合は当然クレジットカードのポイントは付きませんが、クレジットカード決済を選択すればクレジットカード会社が運営しているポイントサービスのルールに従ってポイントが付与されます。海外でのクレジット決済についてはポイント付与率を高く設定しているクレジットカード会社も多いのです。この観点でもカード決済の方がメリットが大きいといえるでしょう。

3つ目の判断要素は現金持ち運びのリスクです。両替所を利用した場合はどうしても現金を持ち歩くことになりますので盗難などのリスクは避けられません。一方クレジットカード決済の場合は現地通貨を持ち歩く必要がありませんので安全です。海外で買い物をする場合は、両替よりもクレジットカード決済をおすすめします。

海外旅行はクレジットカード決済でお得に楽しもう

海外旅行に行くとお土産を購入したりレストランで食事をしたりした際に支払いをすることになります。支払いをする場合はクレジットカード決済がおすすめです。クレジットカード決済にすると海外手数料の負担は発生しますが、両替よりも安いコスト負担で済みます。また、ポイント付与や現金持ち運びリスクを回避できるといったメリットもあります。積極的にクレジットカード決済を活用してみましょう。ただし、カード払いを選択した場合の海外手数料負担がどの程度になるのかはカード会社によって変わってきます。

また、円換算に適用される基準となる為替レートも国際ブランドによって違います。そのため、カードを作る際は海外手数料負担が安く適用レートも有利なカードを選んで作るようにすることが大切です。海外旅行をする際は、賢くクレジットカード決済を活用して楽しみましょう。