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解約は契約する時よりずっとシンプル

クレジットカードを作る時には審査があるので、解約する場合にも複雑な手続きが必要なのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、カードの解約に関しては非常に簡単です。

クレジットカードの裏面には、サポートセンターの電話番号が書かれています。サポートセンターに電話して、オペレーターや音声ガイドに従って必要事項を答えたり、入力したりすれば、手続きは終了します。電話だけですむ場合もあれば、その後、専用用紙が送られてきて、記入と押印が必要になることもあります。

電話で答えなければならない内容は、氏名や連絡先とカード番号、暗証番号、振込口座番号などです。解約する理由を聞かれることもありますが、自分には合わなかったからなどの、あたりさわりのない返事で問題はありません。
インターネット上では、クレジットカードの解約の手続きはできない会社が多いですが、解約のための退会届の請求はできることもあります。サポートセンターの電話は受付時間が決められていて、時間や状況によっては、つながりにくい場合もあります。電話よりも記入式の方が良いなら、インターネットから退会届の請求をする方法もあるのです。

一度クレジットカードを解約してしまえば、受けていたサービスはすべてなくなります。解約を申し込もうと考えたら、そのカードで行っていた支払いや貯めていたポイントなどについて、手続きややり残していることがないかどうかをきちんと見直しておくことが大切です。

解約後のクレジットカード情報の処分方法は

解約後のクレジットカードは、会社に返送する場合と自分で処分する場合があります。どちらも個人情報を守るために、ICチップと磁気テープの部分にはさみで切り込みを入れるよう指示されます。
磁気テープは、ポイントカードにもよくついている、カード裏面の上の方にある細くて黒い線の部分です。ICチップは、カード表面の金色の四角部分です。ICチップがついていないカードは、切るのは磁気テープのところだけで大丈夫です。

しかし、クレジットカードに入っている情報は、機械で読み取るものだけではありません。カード番号や氏名が悪用される可能性もあるのです。ですから、自分で処分しなければならない時には、プラスチックカードにも対応しているシュレッダーで細かくするのが理想的です。できない場合は、カード番号などが記載されている部分に集中して、はさみを入れるようにしましょう。クレジットカードに載っている重要な情報は、磁気テープやICチップ以外には、カード番号、氏名、有効期限、セキュリティコードです。
セキュリティコードは、カードにしか記されていない数字で、カードの持ち主にしか分からない情報です。そのため、決済などで、カード番号とともに必要になることがあるのです。カードの裏面に記載されていることが多いので、見落とさないようにしましょう。

また、クレジットカードの明細書や伝票なども同じように、他人が読めないよう用心して捨てることを忘れてはいけません。ネット上に残った関連情報も、しっかり消去しておきましょう。
クレジットカードの解約については、カードはカード会社に連絡してから処分するものなので、カード番号は無効になっています。磁気テープとICチップの処理を最低限やっておけば、元の持ち主にリスクが及ぶことはあまりありません。
しかし、情報の重要性を考えると、念を入れて処分することをおすすめします。。カードの有効期限切れによる切り替えのように、番号が新しいカードと同じ場合は特に注意しましょう。細かくしたカードを、さらに分割して捨てると、もっと安心です。

頻繁に解約を繰り返すとカードの審査に通らなくなる

クレジットカードに入会する時に、特典がつくサービスをカード会社が行っていることがあります。それに惹かれて入会すると、カード自体は、それほど必要としなかったという状況も出てくるかもしれません。
だからといって、すぐにカードを解約するのは、後々困ることになります。クレジットカード情報はクレジットカード会社や金融機関が共有しているものだからです。解約した後に、新しいクレジットカードがほしいと思った場合、審査が不利になる可能性があります。1回や2回ならそれほど影響はなくても、何度も繰り返すと、いわゆる「ブラックリストに載った」という状態に近いことになるのです。

クレジットカードやローンなどの情報は信用情報機関で管理されていて、カードの審査の時には必ず参照されています。そして、クレジットカードの解約の記録は5年間残されています。短期間でクレジットカードを解約してそれを繰り返すと、特典狙いでカードを申し込む人間だと、カード会社に認定されてしまうのです。
クレジットカードを作ったら、自分に必要がないと思えても、半年から1年ほどは解約しないことで悪い履歴を残さなくてすみます。半年以上のカードでも、あまりにも解約回数が多いと審査の際に不利になります。特典のみに誘惑されるようなカード選びをせず、自分に必要なカードだから申し込むという冷静な視点を持たなければなりません。

クレジットカード解約時に未払い残高があった時には

クレジットカードの解約を希望する時には、チェックしておかなければならない事柄がいくつかあります。そのひとつが、未払い残高があるかどうかです。

分割払いやリボ払いにしていて、未払い残高がある状態でカードの解約を申し込むと、解約前にカード会社から全額返済を求められます。返済が終了するまで、解約は完了しないのです。一括での返済を希望するカード会社が多いので、そのためのお金が十分にあったり、残高が少額だったりするのではないなら、支払い終わるまで待つのが適切です。

カード会社によっては一括払いのみではなく、クレジットカード機能だけを停止して、残高支払いが終わった時点で解約するという方法も取っています。この場合では、今まで通り金融機関から引き落としができるため、金銭的な負担は楽になります。
しかし、クレジットカードのサービスは、解約状態になっているので一切受けられません。カードの会員規約に未払い残高について書かれていますから、解約を考えたら目を通しておくと無難です。支払い方法が複数あるなら、どちらが自分に合った方法かよく考えてから選びましょう。

貯まったポイントは使用し終わってから

クレジットカードを解約してしまうと、同時にカードに貯まっていたポイントは無効になります。ポイント還元率の高いカードを使っていた場合は、それを忘れて解約すると、かなりの損になってしまうかもしれません。ポイントでもらえる特典などのポイントサービスをできるだけ使い切ってから解約申し込みをすればOKです。

カード会社によっては、解約申し込みを行った時点でポイントがすべて無効という扱いになることもあります。その直前にポイント交換をしていて、それが完了していなかった場合には、交換したはずのポイントや特典も無効になるのです。ですから、解約手続きを取る前には、ポイントが交換され終わったことを確かめた方が間違いありません。

ポイントは商品などとの交換以外にも、キャッシュバックで現金に換えたり、別のポイントサービスのポイントにしたりするといった方法があります。サービス内容については、カード会社のサービス案内に、交換できるまでの期間と一緒に載っています。うまく使用して、せっかく貯まったポイントを有効活用しておきましょう。

忘れてはいけない公共料金などの引き落としの変更

クレジットカード解約で、見落とすと非常に困ることになるのが、公共料金などをカードで自動引き落としにしていた場合です。解約する前に、別のクレジットカードや金融機関から引き落とされるように、それぞれの対象機関や会社に連絡して変更しておかなくてはなりません。
もし忘れると、クレジットカード会社には今まで通り、引き落としの請求が継続されます。しかし、カードの解約は済んでいるので支払いは行われず、カード会社や公共機関などから金額を支払うように求められることになるのです。

クレジットカードを解約したからといって、支払い方法にクレジットカードでの支払いを選んだ公共機関などの対象には、その連絡は行きません。放っておくとカードの有効期限まで、カード会社に支払い請求は続けられるのです。
また、このような状況だと、公共料金などは支払い遅延という扱いになって、遅延のための手数料が発生したり、顧客情報に汚点が残ったりするというリスクにつながります。悪意がなくても、一度そのようなトラブルが起これば、手続きなどがかえって面倒になります。それを避けるためには、事前にクレジットカードに関係した支払いについて、確認を怠らないのが一番です。

 

解約方法さえ適切なら不要カードの解約は怖くない

クレジットカードの枚数が増えていくうちに、使わないカードが何枚か出てくるのは、ごく自然なことです。カードには重要な個人情報が詰まっているので、多過ぎると管理が大変になります。カードがたくさんあって使用回数が分散すると、ポイントなどが貯まりにくくなるため、サービスを受けづらいのもデメリットです。
クレジットカード申し込み時に、自分に適してよく使用するカードだけを選ぶことができれば良いのですが、それはなかなか難しいものです。カードを申し込んだ時と状況が変わって、必要がなくなることもあると思います。

不要なクレジットカードを何枚も持って、持て余すぐらいなら、思い切って解約した方が良いかもしれません。カードを必要なものだけに整理すると自分が使いやすくなる上に、使用回数も増えます。そうすると、カード会社からの信用も厚くなるため、利用限度額の増額といったサービスも受けやすくなるのです。
ここで問題となるのは、カードの解約方法です。解約前にチェックすべき項目をしっかり確かめ、また将来的にカード会社の心証が悪くなるような行動は控えましょう。
その上でカードの解約手続きを取り、使用済みカードや関連書類などをきれいに破棄すれば、何もトラブルは起こらないのです。

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