転職や勤続年数は、クレジットカードの審査に影響するの?

目次

クレジットカードの審査で重要視される項目

クレジットカードの審査において、転職や勤続年数は大きく影響します。なぜなら、カード審査では

Capacity(返済力)
Character(性格)
Capital(資産)

の3つの事項を基準としており、転職や勤続年数は「返済力」に深く関係するためです。

返済力とはその名の通り、お金を返済する能力のことを言います。申込者の年齢、勤続年数、勤務先の規模、職業、年収などの情報を基に、返済能力の有無を判断します。特に、カード会社は勤続年数を重視します。1つの会社に長く勤めているということは、収入が十分に確保されているとみなすためです。

ですから、クレジットカードにおいて、転職すること自体は何ら悪くありません。しかし、転職のスパンによってはカード審査において不利になる場合もあるということを覚えておいたほうがよいでしょう。

1つの会社を1年以上勤めている場合は問題ありませんが、1年未満の場合は審査に影響する可能性が高くなると言います。ただし、新卒や社会人1年目は例外です。過去にカードを利用する上で延滞を繰り返したことがある場合などは別として、新卒や社会人1年目ということが原因でカード審査に落ちることはほぼないと思って大丈夫でしょう。

また、過去5年の間に転職を複数回繰り返していると、カード会社は返済力が低いと判断します。転職をする度に勤続年数は0にリセットされることに加え、短期間に転職を繰り返すことでさらに評価が悪くなってしまいます。

以上のことから、転職直後にクレジットカード審査を申し込むのは避けた方が良いでしょう。転職をしたら、勤続年数を考慮して、最低でも半年から1年以上勤務してからクレジットカードを申し込むと審査を通過する可能性が高くなるでしょう。

転職したら、在籍確認の電話が来る?

転職をした場合、クレジットカード会社から転職先に在籍確認の電話が掛かって来ることはありません。在籍確認の電話は、一般的にカード入会時のみとなっています。

なぜ、カード入会時は勤務先に電話を掛けて来るのでしょうか?これも審査の一環で、カードをお持ちになる方の勤務先に電話をして事実の裏付けをすることで、ある程度の年収を推測し、支払い能力の有無を確かめているためです。

転職先に在籍確認の電話を掛けて来る例として挙げることができるのでは、過去5年の間に転職を複数回繰り返している場合です。先ほどもお話したように、短期間で転職を繰り返すと、カード会社は返済力が低いと判断するためです。

もし万が一、カード会社が転職先に在籍確認の電話を掛ける場合は、事前に本人に知らせてくれるようです。さらに、電話時ではカード会社の名前ではなく、担当者の個人名を名乗ってくれます。例えば、「田中と申しますが、○○さんはいらっしゃいますか?」などと話しますので、転職先に不審に思われることはありません。

また、カード会社によっては、免許証などの本人確認書類や給料明細書の提出によって代替えする場合もあるようです。在籍確認の電話が突然掛かって来ることはまずありませんので、あまり気にせずにいらっしゃって大丈夫ですよ。

クレジットカード会社に転職届けを速やかに提出しよう

転職をしたら、速やかに利用しているクレジットカード会社へ転職届けを提出しましょう。カードの会員規約書には、勤務先など個人情報が変更になった際は速やかに自己申告するよう記載されているはずです。

勤務先は、緊急連絡の手段の1つであります。支払いが滞っている場合や、高額商品を購入した場合にカード会社から連絡することがあります。そういった緊急の事態に対応するためにも、速やかに提出を行なった方が良いでしょう。

変更方法はカード会社によって異なります。一般的には、カード会社のサポート窓口に電話をして、転職届けの用紙を郵送するようお願いするケースが多いようです。中には、カード会社の公式Webサイトにて変更手続きができるところもあります。

例えば、三井住友カード株式会社のSMBCカードをはじめとする会員の場合は、公式Webサイト上で職業・勤務先名、勤務先部署名、役職名、勤務先電話番号、勤務先代表電話番号、年収、自宅住所、自宅電話番号、FAX番号、携帯電話番号、郵便物送付先、ダイレクトメール・セールス電話の可否、卒業予定年を変更することができます。

また、JCB株式会社のJCBカード会員の場合は、住所と勤め先のみ公式Webサイトとサポート窓口にて変更することができます。お支払い口座、電話番号、JCBからの郵送物送付先の変更などは書面上で行話なければなりません。その他カード会社の変更方法を詳しく知りたい場合は、利用されているカード会社に問い合わせてみてくださいね。

クレジットカード会社に転職届けを提出しなかった場合

転職届けを提出しなかった場合、大きなデメリットやリスクはありません。しかし、さまざまな弊害につながる恐れがあります。
勤務先の変更を行わなかった際の罰則は特に定められていないため、催促の電話や通知書などの連絡が来ることはありませんし、クレジットカードを回収するといったこともありません。

ただし、勤務先が特定できないことから、自動的に「無職」とみなされるケースがあります。

先ほどご紹介したように、カードの会員規約書には、勤務先が変更になった場合は速やかに自己申告するよう記載されているかと思います。カード契約者が転職した後に、カード会社が何らかの理由でカード契約者の個人情報を照会し、勤務先情報が契約内容と異なっていた場合、変更届けを出していないことから上記規約を違反していると捉えてしまいます。

カード契約者の勤務先がないことから「無職」とみなし、個人情報に反映させます。そうすると、個人信用情報を統括している機関に伝わりますので、他社カードを作成する際や、ローンを申し込みする際に不利に働いてしまう可能性があります。

なぜなら、規約違反をしていることに加え、無職は収入がない状態ですので、返済能力に欠けると判断されてしまうからです。先ほどお話したように、転職届けを速やかに提出しなかった場合、大きなデメリットやリスクは確かにありませんが、さまざまな弊害につながる恐れがあります。

ですから、転職届けは速やかに提出するようにしましょう。

クレジットカードの更新は、転職前?転職後がベスト?

転職を理由にクレジットカードの更新がキャンセルされることはありません。ですから、転職のタイミングはカードの更新に影響を与えることはないでしょう。

一般的にカードの更新は、申し込みする必要はなく、自動的に行われます。大半のカード会社は、有効期限の1ヶ月程前に新しいカードを発送します。

ただし、カード会社は更新時に、カードの利用履歴と個人信用情報機関が統括している個人信用情報を照会します。カード入会時の審査ほど厳しいものではありませんが、カード会社の判断によっては更新を拒否してしまう場合もあります。

更新拒否の原因として考えられる事項は3つあります。1つ目は、カードを1度も利用していないことです。カード会員のデータ管理やカード発行等の労力を考慮すると、カードを1度も利用していないユーザーはカード会社にとって赤字となってしまうためです。

2つ目は、利用しているカードで支払い延滞をした場合です。延滞回数が1度だけですと更新拒否になってしまう可能性が低いですが、延滞の日数や個人信用情報なども含めて審査されますので、一概には言えません。何度も延滞したことがある場合は、可能性が非常に高いです。また、他社カードでの延滞も同様に更新拒否の可能性があります。

3つ目は、不自然なカードの使い方をしている場合です。不自然な使い方とは、他社カードも含めカードの新規申し込みが多いことや、カードのキャッシング枠の上限ギリギリまで利用していることなどが該当します。

更新拒否の原因は、以上3つとなっています。カードの更新日前後だけではなく、常日頃からカードの利用方法に気を付けましょう。普通のクレジットカードの使い方をしているだけで、更新拒否を回避することができますよ。

アリバイ会社の利用は絶対NG

アリバイ会社を利用してカードを発行した場合、詐欺未遂罪に該当するケースがあります。

アリバイ会社とは、社会的地位を偽装し、アリバイ工作をする会社のことを言います。希望する方へ偽りの源泉徴収票や給与明細を発行し、本当に働いているかのように工作をします。主に、無職や飲食店、風俗店に勤めている方や短期間で何度も転職している方など、職業的な事情を抱えている方が利用します。

アリバイ会社の具体的なサービス内容は、各種証明書の発行や在籍確認の電話への対応、電話転送、保証人代行などが挙げられます。

アリバイ会社は、やむを得ない事情を抱えている方にはとても便利に感じるのかもしれませんが、カード発行に至っては絶対にやってはいけない行為です。上記でお話したように、アリバイ会社を通してカード発行をしたことが明るみになった場合、詐欺未遂罪に該当する場合があります。

例えば、カード入会時に勤務先としてアリバイ会社から提供された偽りの会社情報を申告した場合や、アリバイ会社が発行した源泉徴収票や給与明細を提出した場合、アリバイ会社の在籍確認の電話への対応サービスを利用した場合などが該当します。

最悪、詐欺未遂罪ではなく詐欺罪に該当する場合も考えられます。詐欺罪、詐欺未遂罪の量刑は10年以下の懲役です。そうなってしまいますと、ご自身だけではなく、さまざまな方に影響が及んでしまいます。
上記のような事態を避けるためにも、カードを発行する際は、決してアリバイ会社を利用しないようにしましょう。

 

 

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