クレジットカードで繰り上げ返済ができるの!?そのメリットとは

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クレジットカードの繰上げ返済とは?

クレジットカードを作る際には利用限度額が設定されますが、支払日までに利用限度額に達してしまうともうそれ以上カードを使うことができませんね。クレジットカードを使って買い物をすると、使った分の金額は買い物をしたタイミングによって、翌月もしくは翌々月の請求日に支払うことになるので、買い物次第では利用枠が少なくなり、新たに買い物ができない状況に陥ります。そのような場合はどうすればいいのでしょうか?

一般的には2つの方法がありますが、1つ目は利用枠を引き上げることです。カード会社に電話をして利用枠を引き上げたい旨を伝えると審査が行われます。ここでの審査は入会時のような厳しいものではなく、過去の返済履歴を確認する信用調査になります。今までに返済が滞ったことがある人はもちろん不利になるので、やはり日頃から計画的に返済を行うことは大切です。

利用枠の引き上げには、海外旅行や高額な買い物をするために臨時で枠を引き上げてもらう「一時引き上げ」と「継続引き上げ」があり、一時引き上げの方が比較的審査に通りやすいという特徴があります。会社にもよりますが、継続引き上げの場合審査に1~2週間ほど時間がかかるようです。2つ目の方法は「繰上げ返済(早期返済)」をすることです。通常カードで買い物をすると翌月もしくは翌々月の請求日にまとめて支払いを行いますが、繰上げ返済は請求日前に利用額を振り込んでしまうという方法です。そうすると請求予定金額から支払い済みの金額が差し引かれて、その分利用枠が回復するという仕組みになります。

例えば毎月10日が締め日で翌月7日が支払日の場合、通常通り7日に支払いをすると8日~10日にかけて指定の金融機関からカード会社へ支払いがあった旨連絡が届きます。カード会社はその報告を受けてから利用枠のリセットを行うので、早くて翌月10日くらいに利用枠が回復すると考えられます。それ以前に急いで利用枠を回復したい人は繰上げ返済をすればいいというわけです。

繰上げ返済をするメリットとは?

繰上げ返済のメリットはまず利用限度額が早く回復できることです。カードで買い物をしたいのに利用限度額が足りない場合、翌月もしくは翌々月の請求日に支払いをするまで利用枠が回復されることはありません。しかし先回りして繰上げ返済することによって利用枠が回復し、新たにカードを使用することができるようになります。

カード使用時に3回以上の分割払いやリボルビング払いを指定した場合、通常購入金額に加えて金利手数料がかかります。金利手数料は最終の返済予定日までを日割り計算して算出されるので、繰上げ返済をすることで金利手数料を少なくすることができるというメリットがあります。3回の分割払いで買い物をした例を挙げると、最終返済予定日は3ヶ月後になりその間は金利が日割りで加算されていきます。しかし買い物をしてから10日後に繰上げ返済をすると、金利は10日分しか加算されないのでお得になるわけです。

ただし締め日には翌月分の金利が確定されてしまうので、繰上げ返済を考えている人は請求日から締め日の間に行うように気をつけましょう。このように分割払いやリボルビング払いの時には特にメリットが大きいと言えます。

カードの利用枠と信用調査の関係とは?

クレジットカードを作る際には仕事や居住形態、家族構成などの個人情報が厳しく調査され、その人がカードを持って計画的に支払いをする能力があるかどうかが判断されます。その上でカード会社が個人に合わせた利用限度額を設けるのです。またカードが発行された後にも不定期で途上与信が行われており、延滞などで支払いがきちんと行われていない場合には利用限度額が引き下げられることもあります。少しでも利用枠を大きくしておくためには、計画的に支払いを続けることが大切です。

特に気をつけたいのはリボルビング払いの場合です。リボルビング払いとは、利用金額に対してカード会社が最低支払い金額を設定し、毎月一定の金額を支払う方法です。最低支払い金額さえ超えていれば、自分の好きな金額を設定することができるのが特徴です。そのため実際にはどれだけの金額を使ったのか、後どれくらいカードが利用できるのかなど利用総額が分かりにくく、ついカードを使いすぎてしまう傾向があります。その結果支払いが難しくなって延滞をしてしまうと、信用調査に傷がついて利用枠が引き下げられることもあるので注意が必要です。

繰上げ返済額はどのように決めるの?

基本的に一括払い・分割払い・リボルビング払いのいずれの方法でも繰上げ返済は可能です。すでに請求が確定してしまったものについても、電話で相談することで繰上げ返済対象となります。ただしここで気をつけたいのが法人カードについてです。法人カードでは繰上げ返済をしたいと思って銀行口座に入金をしても「預け入れ」扱いになってしまうため繰上げ返済ができません。再度信用調査を受けてカードの利用限度額を引き上げる必要があります。

繰上げ返済の支払い金額については全額もしくは一部だけを指定して支払うことができます。ただし分割やリボルビング払いの場合は一部できない会社もあるので、ご自分のカード会社に確認してみましょう。新たに買い物をする金額分だけ利用枠を回復できたらいいという人は、その分だけ繰上げ返済することができるので大変便利です。一方で海外旅行や高額な買い物の際にカードを利用したいという人は、カードの利用枠を大きくあけておく必要がありますね。

そんなに高額な買い物をしない人でも、ちょこちょこ利用して限度額いっぱいまで使っている場合には、繰上げ返済をすることで再び利用枠を回復させることができます。

繰上げ返済の具体的な方法とは?

繰上げ返済をしたいと思ったらまずはカード会社へ電話しましょう。カードの裏面にサポートデスクの連絡先が表示してあるケースが多いので確認してみてください。もしくはカード会社のホームページからでも確認できますよ。担当者から本人確認や当月の請求金額・内訳について確認が行われた後、問題がなければ振込先の金融機関と振込金額が伝えられます。もし3回以上の分割払いやリボルビング払いにしていた場合は、金利手数料が再計算された金額となります。

または意外と知られていませんがATMでも繰上げ返済をすることができます。ただしATMで返済するためには、支払い方法をリボルビング払いに指定しておく必要があるのでご注意ください。返済方法はATMにクレジットカードを挿入して、画面の「返済」にタッチします。あとは表示された入金可能金額内の範囲の金額を支払えば終了です。カード会社に電話をすることもなく簡単に返済することができます。

ただしATM返済の場合は、請求金額が確定していない未確定のものだけが対象になるので、請求金額確定のお知らせが届く前に手続きをする必要があります。また担当金融機関のATMでは基本的に無料で手続きできますが、コンビニATMでは利用手数料がかかるところがほとんどなので気をつけたいですね。

繰上げ返済してから利用枠の回復までどれくらい時間がかかるの?

カード会社の対応の早さによってかかる時間は異なるので一概には言えませんが、カード会社に連絡して銀行振込もしくはATM振込をしたどちらの場合でも、入金が確認できた当日中にカードの利用枠が回復することが多いようです。例えばコンビニのATMで返済をして2時間後に自宅に戻りオンラインで確認してみたら、すでに利用枠が回復していた!というケースもあります。

早く利用枠を回復させたい人はできるだけ平日の午前中に支払いを済ませるようにしましょう。金曜日の午後に支払いをした場合週末にまたがるので、最悪の場合週明けまで待たなければなりません。またカード会社の中には、電話不要でインターネット上で繰上げ返済の手続きができるところもあります。さらにネットバンキングで振り込みをすると、自宅にいながら返済手続きを完了することができますよ!

クレジットカードは正しく使うととても便利なアイテム!

個人情報や信用調査を経て手に入れたクレジットカードなので、末長く使っていきたいですよね。そのためにはきちんと計画的にカードを使用することが前提です。自分の支払い能力以上の買い物をしないように注意すれば、延滞することもなくカードの信用にも傷がつきません。もし利用枠が減ってきた場合には、繰上げ返済をすることで利用限度額を回復させることができます。また分割やリボルビング払いの場合には、繰上げ返済することで金利手数料を減らせるというメリットもあります。

クレジットカードは正しく利用するととても生活を豊かにしてくれるアイテムです。決められた利用枠の中で、便利に日常が送れるよう積極的に活用したいものです。

 

 

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