クレジットカードの国際ブランドとは?

国際ブランド集

クレジットカードの券面には会員名やカード会社名、有効期限などが記載されていますが、もうひとつ重要な記載事項に国際ブランドがあります。国際ブランドとはクレジットカードの決済システムを提供している会社のことで、「VISA」や「Mastercard」などが国際ブランドです。カードに記載されている国際ブランドと同じマークを提示している加盟店でのみ、そのカードが使用できるシステムになっています。

クレジットカードはさまざまなカード会社が発行しているため、世の中には何百種類ものカードが存在します。しかし、ブランドの種類はそれほど多いわけではなく、とりわけ国際的に流通している国際ブランドは数えるほどしかありません。日本で特に有名な国際ブランドは「VISA」「Mastercard」「JCB」で、いずれも世界中で広く使用されています。また、「American Express」や「Diners Club」も、ステイタスカードとして広く認知されていることでしょう。

国際ブランドには大きく分けて2つあり、「決済カードブランド」と「T&Eカード(トラベル&エンターテイメントカード)」に大別されます。前者は決済に特化したカードブランドで、「VISA」「Mastercard」「JCB」が該当します。一方、後者はサービスや旅先でのサポートなどが充実しているもので、「American Express」「Diners Club」が当てはまります。利用するシーンや目的によって国際ブランドを使い分けると、よりクレジットカードの便利さを享受できます。

それぞれの国際ブランドの特徴を比較

世界地図

もっともカード会員数が多く、また加盟店も多いのが「VISA」ブランドです。世界各国どこへ行っても使用できる利便性の高さから、2015年時点のシェア率は56%と、クレジットカード全体の半分以上はVISAブランドとなっています。VISA自体ではクレジットカードを発行しておらず、決済システムのみを提供しています。幅広い企業が自由にVISAブランドと提携できるのが特徴で、だからこそ高いシェア率を誇っているといえます。

2番目に会員数と加盟店が多いのが「Mastercard」です。2015年時点でシェア率26%と、こちらも世界中の人々から支持されています。MastercardもVISA同様世界中どこへ行っても使用できるほど加盟店が多いので、旅の途中でおおいに役立つことでしょう。VISAと同じくMastercard自体でクレジットカードの発行は行っていません。

日本発の国際ブランド「JCB」は、世界シェア第5位と世界規模で見ればまだそれほどシェア率は高くはないものの、アジア圏を中心に高い知名度を誇ります。旅行先でも観光地などでは利用できる確率が高いため、海外旅行へはサブカードとして携帯しておきたい国際ブランドです。JCBはプロパーカードと呼ばれる自社発行のクレジットカードがあります。プロパーカードは国際ブランドの中でも3社しか発行しておらず、そのひとつがJCBとなっています。

「American Express」は世界シェア4位の国際ブランドで、高いステータス性を持っているのが特徴です。American Expressも提携カードよりもステータス性が高いといわれるプロパーカードを発行しています。また、T&Eカードの一種なので、充実したサービスが期待できます。特にアメリカにおいて信用度が高い国際ブランドなので、アメリカ旅行の際は、ぜひ持って行きたいものです。

「Diners Club」もまたT&Eカードであり、かつプロパーカードも発行している、ステータス性の高い国際ブランドです。世界シェア率は第6位と7大国際ブランドの中では下位の方ですが、社会的地位と収入が高い選ばれた人しか持てない国際ブランドなので、必然的に会員数は少なくなります。年会費は総じて高い傾向にありますがその分充実したサービスが期待できるので、ビジネスでもプライベートでも良いパートナーとなってくれるでしょう。

急激にシェア数を伸ばし世界シェア率堂々の3位となった中国発の新興国際ブランド「銀聯カード」は、VISAブランドのカードの取扱高を超えるほど勢いのあるブランドです。ただし、銀聯カードの多くはクレジットカードではなくデビットカードなので、厳密にいうとクレジットカードの国際ブランドではないかもしれません。中国に出張や旅行に出かけるときは重宝する国際ブランドです。

耳慣れない人も多いかもしれない「ディスカバーカード」は、日本では発行されていないものの世界シェア率は7位の国際ブランドです。こちらは2005年に国際ブランド入りした新興ブランドでもあり、まだまだその実力は未知数といえます。日本では見慣れないカードですが、JCB加盟店でこの国際ブランド入りのカードを利用することが可能です。

国際ブランドはどのように選べば良いのか?

ICチップ

国際ブランドは知名度の高いものだけでも7つあるため、どれを選べば良いか迷ってしまう人もいることでしょう。国際ブランドは目的にあったカードを選ぶことが重要です。世界中どこへ行ってもカードを使いたかったり、特別なサービスは望まずカード決済機能のみを利用したりしたいなら、VISAやMastercardブランドがおすすめです。一方、ステータス性があり、優待サービスや旅行先でのサポートなどを受けたいのなら、American ExpressやDiners Clubが良いでしょう。

また、日常使いではVISAやMastercard、JCBブランドを、旅行やイベントなどにはAmerican ExpressやDiners Clubブランドと使い分けることもできます。

国際ブランドを変更する際の注意点とは?

クレジットカード国際ブランド

カード申し込み時点では国際ブランドについて深く考えていなかったという人もいることでしょう。国際ブランドの変更はカード発行後も可能です。国際ブランドを変更する際に注意しておきたい点は、カード番号が変わるということです。カード番号の中には国際ブランドを示す数字があるため、国際ブランドを変えれば必然的にカード番号も変わります。支払いで自動引き落としに設定している場合は、すべて変更することが必要です。

また、カード会社によっては他の国際ブランドを発行しておらず、同じカードで国際ブランドだけを変えることはできない可能性もあります。プロパーカードにはそもそも変更できる国際ブランドがないことにも留意してください。

まとめ

国際ブランドはクレジットカードを分ける大きなカテゴリーであり、カードの特徴を際立たせる役割を果たします。メインカードかサブカードか、ビジネスかプライベートかなどで持ちたいカードの性格は異なります。カードの個性は国際ブランドで決まるといっても過言ではないので、クレジットカードの新規申し込みをする際には、際ブランド選びをしっかりと行いましょう。クレジットカードとともに、より一層すてきな人生を送るためにも、ぜひ国際ブランドに注目してみてください。