クレジットカードの基礎知識!締め日っていったい何だ?

目次

まずクレジットカードの締め日とはなにか理解しよう!支払日とは違います。

クレジットカードを使うときに知っておきたいのが、「締め日」の意味です。クレジットカードの世界において「締め日」とは、クレジット会社が利用者に対する請求金額を決定する日のこと。利用者にとっては、翌月支払うべきクレジットカードの利用額が確定する日を指します。それに対し、「締め日」に確定した利用額を実際にクレジットカード会社に支払う日を「支払日」といいます。請求の基準となる日を「締め日」、実際にお金を払う日を「支払日」と覚えておくのがよいでしょう。

例として、締め日が毎月15日、翌月10日払いのクレジットカードを9月16日から10月31日まで利用したケースを考えてみましょう。この場合、9月16日から10月14日にかけての買い物および15日の買い物は、締め日である10月15日に請求金額が確定します。そこで確定した金額を、11月10日に支払うことになるわけです。そして、10月16日から31日にかけて利用した分は翌月(締め日は11月15日)の確定額に回されます。この分の利用額を支払うのは12月10日ということになります。

この例を見ても分かるとおり、通常「締め日」に利用額が確定してから実際にお金を支払う「支払日」までには、数週間単位でずれがあります。また「締め日」とカードの利用日の関係によっては、実際の利用日と支払日の間が大きく開いてしまうこともあります。具体例にもあったように、10月にした買い物の利用額が、12月に請求されることもあるわけです。

※参考:『利用限度額から見えるクレジットカードの仕組みとは?

実際に買い物とズレることもあるから要注意

ところで、この「締め日」に確定した利用金額は利用者にとってはあまり厳密なものではありません。というのも、この利用金額は、利用者が「締め日」までに利用した金額を正確に反映しているものではないからです。実際、「締め日」の前日や当日の買い物分が次の確定分にまわされてしまうことはよくあります。またインターネットや海外でクレジットカードを利用した場合もずれが生じることがあります。これは、「締め日」に確定した利用代金は、ショップからの請求をもとに決まるためです。

私たちがクレジットカードをショップで使って買い物をしたとき、各ショップはその分の利用代金をクレジットカード会社に請求します。この請求に基づいてクレジットカード会社は利用代金を各ショップに支払い、最後に立て替えた利用代金をまとめて利用者に請求します。「締め日」というのは、クレジットカード会社が立て替えた利用代金の金額を、各ショップから届いた請求に基づいて計算する日なのです。

ショップからのクレジットカード会社への請求日というのは、ショップによってまちまちです。カード利用日当日に請求を行なうショップもありますし、1か月近く経ってから請求するショップもあります。タイミングによっては、利用者が6月に購入した洋服の請求がショップによって7月に行われた結果、クレジットカード会社からの請求は9月ということもありえます。「忘れたころに高額の請求が来てしまった…」ということにならないよう、日頃からカードの利用明細をチェックしておく癖をつけておきたいですね。

締め日はカード会社が決めている

クレジットカード会社への支払い額が決まる「締め日」。これは各クレジットカード会社によってばらばらです。「締め日」にはクレジットカード協会などによる統一の基準は存在していません。そのため各クレジットカード会社は自由に「締め日」を決定することができます。同じクレジットカード会社のカードであっても、会員の種類によって「締め日」が異なる場合もあります。さらにクレジットカードを作る際に、利用者が複数の「締め日」から好きな日を選択することができるクレジットカード会社もあります。

ここで注意しておきたいのは、「締め日」によって、「支払日」も変わってくるということです。例えば月末締めなら翌月の26日や27日、15日締めなら翌月10日といった具合です。なかには月末締めで、支払日が翌々月4日という珍しいクレジットカードもあります。このように「締め日」と「支払日」はクレジットカードによってまったく異なっているのです。

そうしたことから、クレジットカードを複数枚持っている人の中には、締め日が複数あり、それに伴って「支払日」が月に何回もあるという人もいます。このような人は、口座からの引き落とし回数が増えて口座の管理が大変になる反面、締め日が異なるカードをうまく使い分けると、カード会社からの請求を分散させることができます。

三井住友VISAカードで締め日と支払日の流れを紹介

ここで今度は実在のクレジットカード、三井住友VISAカードを例に、締め日と支払日の流れについて具体的に見ていきましょう。三井住友VISAカードを作る場合、利用者は、15日締めで支払日翌月10日、および月末締めで支払日翌月26日の2つのパターンから締め日と支払日を選択できます。ここでは、月末締めでカードを申し込み、すべて一括払いにしているという仮定のもとに話を進めていきますね。

まず月末締めなので、その月の最終日が締め日ということになります。12月なら31日、9月なら30日が締め日です。9月1日から三井住友VISAカードを使い始めた場合は、9月1日から締め日である9月30日までにクレジットカード会社にショップから請求が届いた分が、利用者が10月に支払うべき利用額になります。ここで確定した利用金額が、10月26日に利用者の口座から引き落とされます。

もしクレジットカードを利用した日が9月29日だったとしても、ショップからの請求が10月3日であった時には、次の締め日である10月31日までの利用分として扱われることになります。したがってこの場合の支払日は11月26日です。このケースでは、10月の買い物分に加えて、9月の買い物分の一部までもが、11月に一度に請求されることになります。利用金額によっては支払いが大変になるので、高額商品を購入していたり、11月中にお金を使う予定があったりするときは要注意です。

※参考:『「三井住友VISAカード」とは

 

自分のクレジットカードの締め日と支払日を把握しておこう!

毎月の支払いを円滑に進めるためにも、手持ちのクレジットカードの締め日と支払日の確認は重要です。特に複数枚のクレジットカードを持っている人では、カードごとに締め日と支払日が違うことも多いです。思わぬ高額請求が来て慌てないためにも、1枚1枚きちんと覚えておくようにすると安心です。また支払日が月に数回ありますから、支払いが1回終わったら、次の支払日に備えて口座の残高チェックをしておきましょう。

手持ちのクレジットカードの締め日と支払日を確認したら、今度はカレンダーをチェックします。支払日が土日祝日にあたると、引き落とし日が翌営業日になったり、休日の前日や金曜日などになったりすることがあります。そのあたりの処理はクレジットカード会社によって違いますので、規約をチェックするようにしましょう。なお、締め日は支払日とは違い、土日祝日の影響を受けません。締め日が15日だったら、必ず15日に清算が行われます。

締め日と支払日が頭に入っていると、クレジットカードの管理もやりやすくなりますし、さらに返済のタイミングまでコントロールできるようになります。例えば締め日直後にあえてカードを利用して、その分の利用額の支払いを2か月後にするということも可能です。出費が多い月があらかじめわかっているときに使えるテクニックですね。一括払いにしてあれば、分割払いやリボ払いと違って手数料がかからない分お得になります。締め日と支払日を把握しておくだけで、クレジットカードの使い勝手はかなり向上するでしょう。

※参考:『クレジットカードの引き落としができない?そんなときはどうすれば?

各社の締め日・支払日をご紹介

それでは、各クレジットカード会社の締め日・支払日を見てみましょう。複数のクレジットカード会社が採用しているパターンとしては、15日締めで翌月10日払い、あるいは月末締め、翌月27日払いというものがあります。またカード会員が締め日・支払日を選択できるカードも複数存在しています。他にも、月末締めで翌々月4日払い、5日締めで翌月27日払いなどさまざまなパターンが存在しています。カードを新しく申し込む際は必ずチェックしておくようにしたいですね。

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