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クレジットカードの有効期限はいつまで?

一度発行されたクレジットカード、できれば永久に使い続けたいものです。しかし残念ながら、どのカードにも有効期限が設けられています。一般的に有効期限は5年ほどのものが多く、会社によっても異なります。全員一律の期間を設けている会社もあれば、利用者の年齢やクレジットヒストリー(過去の利用状況が良好かを調べる信用履歴)により個人差を設けている会社もあります。一般的には年齢が若い人や就職したばかりの人などは2〜3年と設定期間が短く、カード利用歴が長く利用状況が良好な人は5〜6年と長く設定されています。稀に学生の場合など1年で更新というケースもあるようです。

ここで、有効期限の厳密な数え方についてご紹介していきます。
カードに記載されている有効期限が2018年5月の場合、実際には表示されている月の前月末(4月末)までなのか、表示されている月の月末(5月末)まで使用できるのか迷うところです。そもそも期限とは前もって決められた時期を意味します。「有効期限=決められた時期まで有効である」ことから、正しくは5月末日まで使用できることになります。

特別なケースではありますが、4年に一度やってくるうるう年には、カードの有効期限に関して注意が必要です。通常ですと有効期限の末日(2月末日)まで使用できるので、うるう年の場合2月29日まで使用できることになりますが、実は情報を読み取るコンピューターの問題で2月28日までしか使えないといったケースがありました。ご自身のカード会社からの連絡は、日頃からこまめにチェックしましょう。

クレジットカードの有効期限はどこに載っている?

クレジットカードの表面、カード番号の下あたりに日本語で「有効期限」、英語で「GOOD THRU」もしくは「VALID THRU」と表示されている箇所があります。THRUはthroughの略で、「〜まで(期間)」を表しています。ここに記載してある数字が有効期限で、「05/18」のように間にスラッシュが入っているものが一般的です。中には「05-18」(ハイフンが入っているもの)、「05/’18」(年部分にアポストロフィが入っているもの)などカードによって表記の仕方が異なります。一見見誤りやすいですが「月/年(西暦の下2桁)」の順番です。

日本では「2018年5月」のように「年→月」の順番ですが、海外では「月→年」の順番になっています。クレジットカードの日付の記載方法は世界共通ですが、日本人にとっては馴染みがなく間違いやすいので注意が必要です。有効期限の数字の上部分に「MONTH/YEAR」の記載があるので、カード情報が必要な場合にはしっかりと確認しましょう。稀ではありますが、JCBカードのように「月/年」と日本語で表記してあるものもあります。

例えば「05/18」の場合、2018年5月31日までが有効期限となります。クレジットカードは基本的に自動更新されるため、カードの有効期限が切れる1ヶ月ほど前に新しいカードが郵送されてきます。その場合でも新しいカードを使用しない限り、古いカードは2018年5月31日まで使用することができます。

なぜクレジットカードには有効期限があるの?

・カード自体を新しくするため
クレジットカードはプラスチックでできているため、数年使用すると変形したり表面が剥がれたりなどの劣化がみられます。また磁気やICチップの部分が汚れたり傷がついたりすると、うまく情報を読み取ることができません。数年ごとの更新はハードの面で理にかなっていると言えます。

・セキュリティのため
年々スキミングの手口が巧妙になり、被害がニュースでも取り上げられています。スキミングとはクレジットカードの磁気情報を盗み取る犯罪のことです。知らないうちにカード情報を読み取られて悪用されるケースが多く報告されています。そんな被害を防ぐためにもカード自体の防犯機能も少しずつ進化しています。ICチップが搭載されたカードもその一つです。有効期限を設定されることで、利用者は安全な機能が付いたカードを定期的に手にすることができます。

また、更新のタイミングでカードのセキュリティコードも変更します。セキュリティーコードとはカードの裏面、署名欄の右側に記載してある3桁もしくは4桁の数字です。実際にカードを持っている本人のみにしか確認できないため、カードの不正利用を防ぐ役目があります。

参考:『クレジットカードのセキュリティコードとは?3桁か4桁の数字

・カード会社による定期的な信用調査のため
次の項で詳しく説明しますが、有効期限を設けることによって、カード会社は更新のタイミングで利用者の利用状況を審査しています。クレジットカードは通常自動更新が行われるので、有効期限が切れる1ヶ月ほど前には新しいカードが郵送されてきます。しかし延滞が多いなど正しい利用ができていない状況と判断された場合、カードの更新が行われないケースもあります。

参考:『信用や今後の審査に関わる?絶対にやってはいけないクレジットカードの滞納!

クレジットカードの更新タイミング。途上与信は行われる?

クレジットカードを初めて作る際には、居住形態や年収、勤務先など個人情報の属性や過去の信用情報などがカード会社によって比較的厳しく審査され、計画的に支払いが可能な人物かどうかが判断されます。一方、カードを発行済みの人を対象に不定期で行われる信用調査が「途上与信です。

途上与信ではすでに個人情報は登録済みのため、主に過去の延滞歴や未入金の有無などの利用状況が審査されます。なかには不定期で個人情報にも変更がないか調査をするカード会社もあるようで、仕事を辞めたのに連絡をしていない場合などには、カードの利用が停止されるケースもあります。

有効期限を設けてある理由の一つが、この途上与信を行うためです。カードの有効期限は個人によって差があります。大抵は5年に設定されていることが多いですが、2年〜6年と幅があり、信用調査の結果によって決定されています。延滞が何度かあると短く設定され、支払いが滞ることなくできている場合は長く設定されるようです。また途上与信の結果によっては利用限度額も変更になることがあり、支払いが良好であれば増額されますし、目立った延滞が見られると減額の対象になります。

途上与信の結果が良好でない場合は、信用情報機関に状況が報告・登録されます。もしクレジットカードを数枚持っている場合には、延滞をしたカード会社だけでなく、支払いに滞りのない他カード会社にも情報が伝わりカードの利用が止められることもありますので、日頃からしっかりとした支払い計画の下カードを使用しましょう。

このようにカードの更新タイミングは、カード会社が利用状況を審査し、しっかりと計画的な利用ができる人物かどうか、カードを更新するに価する人物かどうかを判断する機会でもあります。

参考:『クレジットカードの審査の流れと基準を徹底調査!審査に通りやすいカードってあるの?

クレジットカードの有効期限が切れたらどう対処すればいいの?

当然のことながら有効期限が切れたカードは利用できません。過去の支払い状況が問題なく行われている場合には、自動的に更新したカードが事前に郵送されてきます。1カ月ほどは有効期限が重なるカードを2枚持つことになるので、しっかりと管理をしましょう。

公共料金や電話料金、年金などの毎月の支払いをクレジットカードにしている人は多いかもしれませんが、カードが更新されるタイミングで手続きが必要か心配なところです。実はこれらの支払いの場合には「洗い替え」というシステムが適用されるので、何も手続きする必要はありません。洗い替えとはカード情報が更新された時点で、カード会社から電力会社やガス会社など、公共料金やネット回線など毎月(毎年)支払いが発生する相手に情報が通知されるシステムです。何らかの事情でカードが更新されない場合は、もちろん別の支払い方法をとる必要があります。

よく利用するインターネットショッピングサイトでも、クレジットカード情報を登録することがあります。残念ながらこの場合は洗い替えが行われないため、新しいカード情報を自身で登録し直す必要があります。登録し忘れると買い物の際に支払いができていないという状況になり、延滞や未納が発生しますので気をつけましょう。

新しいカードが届いてから慌てて登録先を調べても間に合わないケースがありますので、事前に登録先一覧を作成しておくことをおすすめします。登録先一覧とは、カード情報を登録している会社名や連絡先、カードの有効期限などをリストにしたものです。一目で連絡先が分かるので、カードの有効期限が切れる前に対応できます。

新しいクレジットカードが届いたときの対応

これで、有効期限が切れる1カ月ほど前に新しいカードが届きました。そこでまずするべきことは、カードに署名をすることです。カードの裏面には本人の署名欄があります。「署名のないカードは使用できません」と表記してありますね。例えばカードが盗難に遭い不正利用された場合でも、署名がないと盗難保険の補償対象外になりますので、必ず名前を記入しましょう。

早速新しいカードを使った場合は、有効期限前であっても古いカードは使用することができなくなります。2枚持っていると管理が難しくなるので、古いカードは処分しましょう。使用できないカードの場合でも、そのままゴミ箱に捨てるなんてことはしないでください。ハサミで細かく切り刻んで処分しましょう。特にICチップや磁気テープ、カード番号の部分は注意が必要です。クレジットカードの処分方法は、以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、気になる方はぜひ目を通してみてくださいね。

※参考:『クレジットカードを解約・退会する時に確認しておきたい方法と注意点とは

また上述した通り、ネットショッピングなどのカード情報を更新する必要があります。有効期限が切れたまま買い物をしてしまうと、支払いができずに延滞や未納になってしまいます。支払い日はきちんと把握していたのに、実際延滞になってしまうと信用情報に傷がついてしまいます。1度や2度の延滞は大丈夫と思いがちですが、カードを紛失して再発行してもらう際などに不利になるので、なるべく延滞や未納は避けましょう。

新しいカードが問題なく使えるかどうか、確認のためにも1度使ってみるといいですね。いざ緊急でカードを使用したい時に、使えないなんてことがあると困ります。問題がなければすぐに古いカードは処分して、新しいカードで快適なカードライフを送りましょう。

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