学生カードとは?その審査や発行の流れ

目次

学生カードの仕組み

「学生カード」という、学生でも作れるクレジットカードがあることはご存じですか?ここでいう学生とは、大学生や短大生、専門学校生を意味します。高校生以下の学生は作ることができません。クレジットカードを作ると、現金払いが危険な海外へ旅行する際や、ネットで買い物をする際の支払いが非常に便利になります。

しかしその一方で、お金を使っているという感覚が麻痺し、使いすぎてしまうという恐れもあります。特に、まだ就職する前の学生さんであれば、お金の使い方をこれから覚えていくところでしょう。そんな心配のあるクレジットカード初心者には、学生カードがオススメです。学生カードは、使える金額の上限が通常よりも低く設定されており、初めてクレジットカードを持つという学生の方でも、使い過ぎの心配なく安心して使えるようになっています。

ではカード会社としては、資力の無い学生にカードを発行しても大丈夫なのでしょうか。学生は親権者の監督の下にクレジットカードを使い、万一使い過ぎても親権者が支払ってくれるため、学生にカードを発行しても安心なのです。また、年齢の若いうちからクレジットカードに親しんでもらおうという目的もあります。早いタイミングからクレジットカードに親しんでもらうことで、学生が社会人になり、支払能力を備えたタイミングで引き続きそのカードを利用してもらうことを意図しているのです。また、トータルの利用額が増える、というメリットもあります。
※参考:『学生だからこそクレジットカードを持とう!おすすめの学生カードをご紹介します

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学生カードの審査は親が対象?本人が対象?

通常、クレジットカードを作るには審査を受けなくてはなりません。カード払いの仕組み上、しっかりお金を払う能力がある人だけにカードの利用を認めなければ、損をしてしまいます。つまりカード会社は「利用者が、カード会社が立て替え払いした分のお金をきちんと返す」という信頼があってこそ、便利な支払い方法を提供できるのです。

学生がカードを作る場合には、審査をその親権者が受けなければならない場合があります。それは、まだ20歳未満の学生、もしくは20歳以上でアルバイトなどの収入がない学生です。この場合、学生には支払い能力がないため、カード会社は親権を持つ両親もしくは後見人にカード料金を請求することになります。そのため、親権者の支払能力をカード会社は審査時に確認する必要があるのです。

親権者が審査の対象にならない場合もあります。それは、20歳以上でアルバイトをしている学生です。この場合は、親権者ではなく学生自身が審査の対象となります。審査といっても、そんなに構える必要はありません。学校名、学年、卒業予定年月日、年収、人によって親権者の住所と電話番号などの情報を用意しておきましょう。いずれにせよ、支払能力が欠けている場合はカードが発行できないため、学生自身、その後見人となる方(通常は親)に一定の収入があるかを証明する必要がほとんどです。
※参考:『クレジットカードを作るなら知っておきたい!審査とは何か?

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学生カードには年会費は必要?

クレジットカードには、年会費のかかるものとかからないものがあります。学生カードの場合、通常カードと比較して年会費が安かったり、無料だったりするカードが多いです。中には永久無料のカードもあります。年会費がかからない、あるいは安くすむ期間や条件があるので、気をつけましょう。特に多いのは学校の卒業後、一般のクレジットカードへと自動的に移行し、年会費が発生するものです。

年会費が無料になる条件として、年に1回以上クレジットカードを利用するというものもあります。ただし、年会費の発生するカードの方が、ポイントやサービスなどの還元率が良いため、必ずしも年会費無料の方が得であるというわけではありません。

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「支払サイト」とは?

支払サイトとは、クレジットカードで使った代金の締め日から、支払日までの期間のことをいいます。この期間中は、代金の支払いが猶予されているという意味です。支払サイトが長いと、急に大きな買い物をした時にメリットとなります。例えば60日以上の支払いサイトであった場合、2か月分の収入で買い物代金をまかなうことができるからです。

逆に言うと、支払サイトが長いということは支払いが先延ばしになるため、支払日までに支払サイト内で利用した金額を引き落とし口座に確保しておかなければならないということ。支払サイトが60日であれば、60日の間に利用した金額が、次の支払日に一気にのしかかるため、ご自身で利用額を管理する必要があります。

特に注意しておきたいのは、支払日を延滞してしまった場合になります。延滞の情報は個人信用情報機関に載るからです。これにより、ローンが組めなくなったり、別のクレジットカードが作れなくなったりもします。学生の場合であっても、しばらくその情報は残るので、気をつけなければなりません。したがって、支払いサイトをしっかり確認することは非常に大切です。支払サイトの期間は、それぞれのカード会社によって変わります。多くのカード会社は月末締め・翌月末払いなどの30日間ですが、65日間に設定されているカードもあるので、確認してからカードを作るようにしましょう。

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学生カードだけのポイントシステムやお得なサービス!

学生カードのメリットは、年会費が安かったり無料だったりする以外にも、優遇されたポイントシステムや、充実した付帯サービスがつくことです。カードによってその内容は変わってきますが、カードが盗まれた際の保険が付いたりします。通常のクレジットカードだと、年会費がなければ付帯しない海外旅行保険も、学生カードの場合には年会費無料で付帯するものもあるので、かなりお得です。

また、海外旅行に行きたいと考えている人や留学の予定がある人には、ポイントの代わりにマイレージを貯めることができるカードもあります。この場合、航空会社と提携したカードが多いのですが、それ以外にも貯めたポイントをマイレージへと移行できるカードもありますので、チェックしてみてください。
ただし、マイレージにもポイントにも有効期限がありますので、期限までにどの程度貯められるかも加味したうえで、検討しましょう。

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学生カードの申し込みから発行までの流れ

カード会社のサイトで申し込む方法が一番簡単で、パソコン、スマートフォン、タブレットなどからアクセス可能です。手軽に申し込みはできるのですが、個人情報を入力することになるので、万全なセキュリティ環境を整えて申し込むようにしましょう。

申し込みを受けたカード会社は、申請者の審査に入ります。特定の機関から、申請者のお金に関わる信用情報履歴を取り寄せて調べるのです。具体的には、申請者は今現在、他にクレジットカードを持っているのか、きちんとお金を支払える人なのかなどが確認されます。

初めて学生カードを作る人の場合、携帯電話の料金を滞納していないかがチェックポイントです。申請者が未成年、または収入のない成人であった場合は、その親権者についての同様の情報が調べられます。クレジットカードだけでなく、住宅・車などのローンの支払い状況も確認されますので、過去に滞納が無かったか確認しましょう。
信用情報から審査をクリアできていると判断されると、申請内容の確認がなされます。自宅や携帯電話に電話がかかってくることもありますが、学生カードの場合にそこまで厳しいチェックが入るかは、カード会社次第です。学生証のコピーといった書類の提出を求められることもあります。

以上の手続きを経て、カードが送られてくるのです。ここまでにかかる時間は、3日から1か月前後まで、カード会社によって変わってきます。また、最近では即日発行できるカードもありますので、申し込みを急いでいる人にはおすすめです。
※参考:『初めてクレジットカードを作る方へおさえておきたいポイントとおすすめのカード5選

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学生カードを作る際の注意点!盗難や使い過ぎについて

学生のうちからクレジットカードを持つと、信用情報を蓄積することができ、卒業後にグレードの高いカードへとステップアップしやすいというメリットがあります。しかしその一方で、紛失や盗難に遭った場合や、金銭感覚が麻痺することによる衝動買いの癖がついてしまうリスクも負うことになるのです。したがって、盗難保証のついたカードを選ぶようにしたり、利用限度額を低めに設定したりして予防することが重要になってきます。

また、稀にキャッシング枠のある学生カードもありますが、どうしてもお金が必要な場合以外は、キャッシングの利用を控えるようにしましょう。
早いうちに金銭管理ができるようになることは今後の人生にも影響を与えます。学生カードで、賢いクレジットカードの利用方法をマスターしましょう。

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