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クレジットカードのリボ払いの仕組みを理解しよう

リボ払いは、「リボルビング払い」の略省のことを言います。クレジットカードの支払い方法は、翌月に支払いをする翌月一括払い、もしくは翌月以降の支払い回数を決める分割払いが主流です。クレジットカードをすでに利用しているという方たちも、きっとこのどちらかの支払い方法を利用していることがほとんどでしょう。

これに対し、リボ払いは回数ではなく、毎月の支払いの額を設定し完了するまで返済するというシステムです。

例えば、10万円の買い物をした場合、翌月一括払いでは、次の月に10万円を支払います。5回の分割払いにしたときは、翌月から2万円+利息を、5か月にわたって支払うことになります。リボ払いでは、毎月1万円ずつ払うと決めておき、翌月から1万円+利息、もしくは手数料を含めた1万円を支払います。

分割払いだと、回数によって請求される金額が変わるのに対し、リボ払いの場合は買い物の額に関わらず、毎月一定の金額のみ支払えばよいのです。そのかわり、支払い残高がゼロになるまで払い続けなければなりません。

先ほど例に出したのは、「定額方式」による支払いイメージです。この他にも、残高が10万円未満なら5千円、10~15万円なら7千5百円というように、支払い残高によって毎月の支払金額が変化する「残高スライド方式」や、残高のうちの一定割合を支払っていく「定率方式」というものもあります。また、リボ払いの利息は、支払いの残高に対して計算されます。よって、1ヶ月あたりの返済額が少なければ少ないほど利息も高くつきますし、返済期間も長くなってしまいます。月々の返済金額が少ないからといって、どんどんリボ払いで会計を済ませていくと、あっという間に借金地獄に陥ることも考えられますので、初めてクレジットカードを作ろうと考えている方は特に、リボ払いをする際は事前にその仕組みを十二分に理解しておく必要があります。
※参考:『クレジットカードの支払い方法。分割払いで決済するメリットとは?お得な支払い方法ってどれ?

クレジットカードのリボ払いの意外すぎるメリットとは?

リボ払いを利用する一番のメリットは、高額なものを買ったとしても、翌月一気に請求されないことです。さらに、毎月の支払額が決まっているので、翌月以降の支払いを逐一確認する必要はなく、管理がしやすくなるということです。

通常、リボ払いでは繰り上げ返済が認められています。繰り上げ返済とは、毎月の一定額以上に支払いをすることで、支払い期間を短縮し、その分利息を支払わなくてすむようにする方法です。よって、お金に余裕のある月に多めに支払いをしておけば、手数料を節約することができます。繰り上げ返済は、分割払いには認められていません。

最近では、リボ払いを選択するとクレジットカードのポイントが通常より高く得られたり、年会費が安くなったりするなどの特典がもらえるカードも登場していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

リボ払いのメリットは、これらの他にもあります。商品が不良品だった場合や、サービスを受ける前にお店が倒産したような場合で、かつ、支払い金額が3万8千円以上だった場合に、支払いを拒絶することができる点です。例えば、4万円で買ったばかりの家電が壊れていて使えなかった場合、販売した店に対して支払いを拒絶することができます。店にお金を支払わなくても良いのであれば、顧客の代わりに商品代金を先払いしているクレジットカード会社に対しても、顧客はお金を支払う必要がなくなります。これを「支払停止の抗弁」といいます。

この抗弁は、一括払いの場合だと認められません。リボ払いを含めた分割払いについての法律である、「割賦販売法」で認められているものだからです。よって、万一の際には損害を回避することが可能なのです。この支払停止の抗弁は、クレジットカードを長年利用している方でも意外と知らない情報だったりするものです。というのも、そもそもクレジットカード払いの場合は基本的に一括払いのみを利用しているという方が多いからです。

普段は一括払いしか利用しないという方でも、万が一のことを考えると、「支払停止の抗弁」を覚えておくと安心かもしれませんね。

知らないと危険!クレジットカードのリボ払いのデメリット

無計画に買い物をしてしまったり、残高を確認しなかったりすると、延々と支払いをしなくてはならなくなるのが、リボ払いの一番のデメリットです。分割払いとは違い、毎月の支払額が一定であるため、支払いの期間が延びます。さらに、気をつけなければいけないのが利息です。毎月の利息は、あくまでも支払い残高で計算されるため、繰り上げ返済をしたとしても、その月に請求される利息の額はすでに決まっていますし、リボ払いの利息は一般的には分割払いよりも高く設定されています。

また、月々一定額しか支払わないために、残高が増えている実感が得られず、どんどん買い物をしてしまう人が多いのもデメリットに挙げられます。結果として、毎月設定している支払額を上回った金額の買い物を繰り返し、いつまでも返済が終わらないという事態になることもあります。

これらを回避するには、まず自分がいくら使っているのかを把握しましょう。次に、支払い残高を確認し、あと何か月で支払い終わるのか、利息はいくらになるのかをチェックします。計算が苦手だという方は、多くのクレジットカード会社のホームページ上に返済のシミュレーションを簡単にできるページが用意されていますので、活用するようにしましょう。そのうえで残りの支払い計画を立てれば、無茶な買い物をせずに、堅実に支払っていけるようになります。

以上のようなデメリットもあるリボ払いですが、賢く活用することで、さまざまな特典を受けられるだけでなく、突然の入り用にも対応できる魅力的な支払い方法でもあります。うまく利用するためには、以下の注意点にも気をつけましょう。

リボ払いを利用する際の注意点①プランを正確に理解しよう

リボ払いを利用する際には、自分の加入しているクレジットカード会社が用意しているプランを把握することが重要になります。これまで説明してきたリボ払いの仕組みは、カード会社の多くが用意しているプランの大まかな解説に過ぎません。実は、カード会社によって支払いや利息のプランは細かく決まっており、これをしっかりと理解していなければ、いくら計画を立てた所で計算ミスが生じてくるのです。また、これからカードを作ってリボ払いを活用しようと思っている方は、各社のプランを比較し、自分に合った契約内容のカードを作ることが大切です。

プランを理解するための一番大切なポイントは、自分の支払い方式を理解すること。定額方式なのか定率方式なのか、また、先に述べたような残高スライド方式などの変則的なものなのかをリボ払いでお買い物をする前にしっかり確認しておきましょう。残高スライド方式にはさらに、定額方式と定率方式に分かれています。ここで述べた以外にも、カード会社オリジナルの支払い方式もありますので、各社の用意している説明をよく確認しておきましょう。

次に、利率と利息計算の方法をチェックします。利率は、残高の額に応じて変動します。さらに、利息の計算方法は、会社によって日割り計算もしくは月で計算するかの違いがあります。思わぬ計算ミスにつながらないよう、細かく見ておきましょう。
※参考:『クレジットカードと年齢の関係!年齢別に見るカードの作り方と注意点

リボ払いを利用する際の注意点②残高をしっかり把握しておこう!

これまでに述べてきたとおり、残高を確認しておかないと支払い計画が立てられず、お金を使っているという感覚が鈍って、さらに残高を増やすことになりかねません。したがって、面倒でも残高を確認することが非常に重要になってきます。残高の額によっては、翌月に一括返済できる額まで減っていることもあります。逆に、手違いによって請求書とウェブでの残高が違っている場合も多々あります。この場合は、カード会社に問い合わせをしてしっかり確認します。こまめにチェックするようにすれば、このような問題も早めに解決できるので、何事も慌てずに対応してくださいね。

残高がなかなか減らない場合は、支払い計画を見直しましょう。月々の支払額を増やしてみたり、繰り上げ返済を活用したり、カード会社に相談してみるというのも一つの手段です。
しっかりとした計画を立てて支払っていき、残高が少しずつでも減っていけば、完済への意欲もわきますし、無茶な買い物もしなくなることでしょう。

以上のように、リボ払いは支払い残高の管理をきちんと行ってさえおけば、メリットの多い支払い方式です。クレジットカードのリボ払いを活用して、有意義なクレジットカードライフを楽しんでくださいね。
※参考:『クレジットカードの支払を滞納すると信用がなくなる!?

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